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海外大学の基礎情報
2024/12/3

【保存版】海外大学の返済不要奨学金リスト!初心者向け完全ガイド

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Hina

この記事を書いたライター

Hina

留パスの編集長。日本で生まれ、18年間日本で過ごす。留学経験ゼロの純ジャパとして、2022年からカナダのトロント大学に進学。国際関係学と社会学を専攻。

こんにちは!留パス編集長、現役海外大生のひなです!

「海外大学に行きたいけど費用が心配...。」
「海外大学向けの奨学金ってどんなのがあるの?」

皆さん、突然ですがこんな悩みありませんか?

結論から言うと、海外大学向けの奨学金には日本国内でもらえるものと留学先の大学からもらえるものの2種類があります。日本国内でもらえる代表的な奨学金には、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金や、柳井正財団海外奨学金などがあります。

これらの奨学金を上手に活用することで、経済的な負担を軽減し、海外大学進学を実現することができます。

この記事では、海外大学進学に必要な奨学金の種類や奨学金機構のリスト、必要な書類・条件、そして申請ステップまで、初心者でもわかりやすく解説します!

この記事でわかること:

  • 海外大学向け奨学金の2つの種類
  • 海外大学向け奨学金の条件、カバーされる費用の範囲
  • 海外大学向け奨学金リスト
  • 海外大学向け奨学金申請ステップと申請後の流れ、注意点

海外大学進学の奨学金には2種類ある!

まず、海外大学進学を目指す際に利用できる奨学金には、日本国内から申請できるものと、留学先の大学提供するものの以下の2種類があります。

以下で、それぞれについて詳しく解説していきます。

1. 日本国内から申請できる奨学金

これは、日本国内の団体や機関が提供している奨学金で、基本的には日本に在住している留学生が対象となります。奨学金の支給対象は、学費の補助や生活費の支援が中心で、留学中の経済的負担を軽減するために設けられています。

代表的な奨学金には、日本学生支援機構(JASSO)が提供する奨学金や、柳井正財団海外奨学金などがあります。これらの奨学金は、優秀な学生や特定の分野での学業や活動に取り組む学生を支援することを目的としています。

申請に際しては成績や推薦状、留学計画書などが求められることが多く、選考も比較的厳格です。

2. 留学先の大学で受けられる奨学金

多くの海外の大学では、学費の一部または全額が免除される奨学金制度を提供しています。例えば、学業成績や研究内容が優れた学生には学費全額免除の奨学金が支給されることがあり、これにより経済的な負担を軽減し、学業に専念できる環境を提供しています。

さらに、特定の学部や専攻分野に対する奨学金、または特定の地域に向けた奨学金など、さまざまな奨学金プログラムが存在しています。これらの奨学金は、学生が学問に集中できるよう支援し、留学生活をサポートしています。

海外大学の奨学金を受けるためのの条件とポイント

奨学金の種類がわかったところで、次に具体的にどのような条件や書類が求められるのかを詳しくみていきましょう。

奨学金ごとに求められる条件は異なりますが、一般的に奨学金を受けるためには以下のような5つの要素が求められます。

1. 高い学業成績

奨学金の多くは、一定以上の学業成績を条件としており、特にGPA(成績評価)が審査基準の一つとなります。GPAは4.0満点で評価され、学部生であれば3.0以上、さらに競争が激しい奨学金では3.5以上が求められることもあります。

また、科学技術系の奨学金などでは、数学や科学といった特定の科目で優れた成績が必要な場合もあります。さらに、いくつかの奨学金には特定の学年や専攻(例:工学、経済学など)に限定される応募資格があり、こうした条件を事前に確認することが重要です。

2. 一定の語学力

留学向けの奨学金では、語学力が重要な条件とされ、応募時に英語力の証明が求められることが多いです。多くの奨学金では、英語で授業を受ける能力を示すため、TOEFLやIELTSのスコア提出が必須で、一般的にTOEFL iBTで80点以上、IELTSで6.0以上の基準が設けられていますが、競争率が高い奨学金ではさらに高いスコアが必要な場合もあります。

また、一部の奨学金では、TOEFLやIELTS以外のテスト結果や、英語での授業履歴、もしくは英語を母国語とする大学での卒業証明書などによる語学力の証明も認められることがあります。

3. 推薦状やエッセイ

奨学金申請時には、通常、推薦状志望動機書(エッセイ)の提出が求められます。

推薦状は、応募者の学業能力や個人的な成長、社会貢献などを証明するために学校長や担任教諭、または応募者のことをよく知る教諭から書いてもらうものです。具体的には、応募者がどのような資質を持ち、なぜ奨学金の候補者として相応しいのかを詳細に記述してもらうことが重要です。

一方、志望動機書は、なぜその奨学金に応募するのか、そしてどのように奨学金を学業やキャリアに役立てたいのかを説明する重要なエッセイです。ここでは、学業や職業上の目標、社会貢献への意欲、奨学金を通じて達成したいことを説得力をもって表現することが求められます。

4. 課外活動やボランティア経験

一部の奨学金では、学業成績だけでなく、課外活動やボランティア経験も非常に重要な評価基準となります。

例えば、リクルートスカラーシップは、器楽、スポーツ、アート、学術といった4つの部門で世界に挑戦し、優れた活躍をする可能性のある日本の若者を支援しています。この奨学金は、学業と人格の両面で優れ、向学心旺盛な学生で、経済的な理由で就学が困難な人に学資援助を行い、社会の発展に貢献することを目的としています。

特に、課外活動ではリーダーシップを発揮した経験や社会貢献活動、地域活動などが評価されることがあります。また、クラブ活動に積極的に関与してきた経験も評価されます。特に、委員会の運営やチームを率いる立場で活動した経験は、高く評価されることが多いです。

5.財政的な必要性

一部の奨学金では、家庭の経済状況を考慮して支給が決まる場合があります。特に、給付型奨学金や返済不要の奨学金では、財政的な必要性が選考基準の一つとなることが多いです。

こうした奨学金を申請する際には、家計証明書所得証明書を提出する必要があることがあります。これには、家庭の収入や支出を示す書類が含まれ、具体的には収入証明書や税務署からの証明書などが求められることが一般的です。

海外大学向けの奨学金のカバーする費用内容

海外大学向けの奨学金では、一体どのような費用がカバーされるのでしょうか?
奨学金によって支援される費用の範囲や内容は異なりますが、以下で一般的にカバーされる主要な費用についてご紹介します。

1. 授業料

ほとんどの奨学金は、留学先での授業料を支援します。特に学費が高額な大学に進学する場合、このサポートが非常に重要です。アメリカやイギリスなどの名門大学では学費が高いため、奨学金で授業料の一部または全額がカバーされることが多く、学業に専念できる環境を提供してくれます。

この費用のサポートがあることで、経済的な負担を軽減し、学業に集中することが可能となります。

2. 生活費

生活費には、現地での住居費、食費、交通費、日常の支出が含まれます。留学先での生活を維持するために必要な費用であり、この部分を支援してくれる奨学金も多いです。生活費を支給する奨学金は、全額または一部の支援を行っている場合があります。

例えば、日本のトビタテ!留学JAPANフルブライト奨学金などでは、現地での生活費の一部を支給してくれることがあります。生活費の支援を受けることで、生活面での安心感が生まれ、留学生活をより充実させることができます。

3. 渡航費

一部には、渡航費(航空券代など)をサポートする奨学金もあります。特に、政府が支援する奨学金や国際的な奨学金(例:Australia Awards Scholarships)では、渡航費も支給されることが多いです。しかし、渡航費の支援は、基本的には留学開始前の一度きりの支援として提供される場合がほとんどです。

4, 海外大学進学向けの奨学金リストを公開!

お待たせしました!次に、海外大学進学にあたり、日本国内で申請できる主要な奨学金と、留学先で受けられる奨学金について、それぞれの条件対象者対象大学応募時期などを以下で詳しく解説します。

1. 日本国内で申請できる奨学金

まず、日本国内で申請できる主要な奨学金を5つ紹介します。

1. 日本学生支援機構(JASSO)海外留学支援制度(学部学位取得型)

日本学生支援機構(JASSO)の海外留学支援制度は、学士号取得を目指す日本人学生を対象に、海外留学に必要な経費を国費で支援する給付型奨学金です。文部科学省が所管しており、国内外の大学進学や編入学を目指す学生に利用されており、外国政府が運営する奨学金に関する情報も提供されています。グローバル人材育成を目的とし、幅広い進路に対応しています。

<給付金額>

  • 月12万4,000円~32万6,000円(留学先国・地域により異なる)。臨時の渡航⽀援⾦として新規採⽤者の⽀援開始時に16 万円を⽀給。ただし、授業料は支給しない(上記の奨学金月額に含む)。

<支給人数>

  • 100人(2022年度実績:45名)

<支給期間>

  • 原則4年間

<対象条件 (抜粋)>

  • 日本国籍を有する学生(特別永住者を含む)、学士号を取得できる外国の大学への進学希望者
  • 応募時までに在学した全ての高等学校等における全履修科目の評定平均が5段階評価で3.7以上
  • 留学先大学での主たる使用言語が英語の場合、応募時までに受験したTOEFL iBT 80点またはIELTS 6.0以上の得点
  • 家計支持者の令和4年(2022年)の所得金額が2,000万円以下(父母が共働きの場合は合算額)

<対象となる国、大学>

  • 対象分野および過程:学士の学位取得が可能な分野(芸術の実技分野を除く)および課程 ※通信・遠隔教育による課程は支援対象外
  • 対象国(地域):学士の学位取得が可能な大学が所在する諸外国(地域)
  • 留学先大学:学士号が取得できる諸外国(地域)の大学
    ※大学入学準備コースの在籍期間は支援期間に含まれるが、留学開始時(支援期間開始時)に、留学先大学における学士課程の(条件付き)入学許可を得ていることが支援開始の条件

<募集時期>

  • 9月〜10月中旬

<Webサイト>

2. 柳井正財団海外奨学金

日本と世界の発展のために、高い志や情熱を持つ日本人学生がグローバルな水準で学ぶことを支援する返済不要の給付型奨学金プログラムです。対象は米国のトップ50に入る大学、および同等レベルの英国の大学への留学者です。ユニクロの創業者柳井正氏が設立した財団による奨学金で、2015年に設立され、競争率が高いですが、合格者への金銭的支援は手厚いです。

<奨学金の種類>

選考は年2回で、「予約型」と「合格型」の両方に応募可能。

  • 予約型: 学校から推薦を受けた日本国籍の学生を対象。推薦校に制限はなし。
  • 合格型: 学校推薦が不要で、インターナショナルスクールに在籍している日本国籍の学生が対象。

<給付金額>

奨学生1名当たり年間US$100,000(英国は£68,000)を上限とし、財団が大学ごとに必要な費用(授業料、寮費、保険料)を算出する。内訳ア、イ、ウとし、ア、イの支給額の合計は年間US$85,000(英国は£57,000)を上限。なお、奨学金の対象となる費用は財団の自由な裁量により決定される。

  • (ア)授業料と寮費(Room and Board)は、大学から請求される金額を支給。
  • (イ)保険料は年間最大US$6,000(英国は£3,000)を支給。上限を超える金額は奨学生負担。
  • (ウ)学習・研究・生活支援金として、年間US$15,000(英国は£11,000)を支給。
  • ※現在の居住地から留学する大学への旅費交通費(最短経路)について往路・復路 分を留学期間中一回に限り支給

<支給人数

  • 公募制学校推薦海外大学奨学金(予約型):米国・英国あわせて年間20名程度、
  • 公募制海外大学奨学金(合格型):米国・英国あわせて年間20名程度

<支給期間

  • 大学卒業までの4年間 (米国)、大学卒業までの3年間 (英国)

<対象条件>

  • 米国のトップ50大学、または同等の英国の大学に進学予定の大学生

<公募制学校推薦海外大学奨学金(予約型)の条件(抜粋)>

  • 将来、グローバルな視野を持ち、各分野をリードし、日本社会の発展に貢献できる資質を有する者

<語学・学力試験要件(出願時点でのスコア保持が原則)>

  • TOEFL iBT 90 以上、または IELTS 6.5 以上
  • SAT 1400 以上、ACT 31 以上、または IB 38(予測スコア)
  • 出願時にスコアがない、または基準を満たしていない場合でも、推薦高校が入学可能な学力・資質を認めた場合、提出不要

<家計条件>

  • 2023年度(2022年分)および2024年度(2023年分)の家計支持者の所得が、定められた基準を満たす者

<対象大学>

米国のトップ50大学に入る大学、および同等レベルの英国の大学

<奨学金の条件>

  • 予約型: 指定された大学以外に進学する場合は対象外(米国・英国共通)
  • 合格型: 指定された大学以外でも、当財団が教育水準が同等と判断した場合は認められる(米国・英国共通)。最終面接後に結果通知。
  • 英国のみ: 大学進学準備コースは対象外

<募集時期>

  • 予約型:毎年7月上旬〜8月中旬、合格型:毎年12月〜翌年2月上旬

<応募に必要な書類>

  • ① 日本語または英語の推薦状1通(a. 学校長またはb. 担任教諭、もしくはc. 応募者をよく知る同じ高校の教諭が作成したもので、学校長のサインまたは学校印があるもの)
  • ② 原則、在籍している学校の少なくとも直近1年分以上の成績表または調査書※TOEFLまたはIELTS、SAT、ACTまたはIBのスコア(予測スコア)は1次面接の際にスコアを証明する書類を直接確認するため、事前提出の必要なし

<Webサイト>

3, 孫正義育英財団支援金

孫正義育英財団支援金は、「高い志」と「異能」を持つ若者を対象に、進学や留学、将来の目標達成に向けた支援を提供する奨学金です。財団生は、新しい価値観やテクノロジーに触れ、一流の仲間と交流する機会を得ることができ、必要に応じて夢の実現に向けた支援金が給付されます。支援金の内容や金額は選考過程で個別に決定され、原則として返済義務はありません。

<給付金額>

  • 学費・研究費等(返済義務なし)
  • *財団生のうち希望者は、会員支援金の給付に応募することが可能(応募者のうち、選考を通過した全員が財団生支援金の給付を受けることができる)
  • *学費、研究費、その他成し遂げたい夢の実現に向けて必要な費用を支給する。支援金給付者の進路、その他一切については、本人の自由

<給付対象>

  • ア 奨学支援 学費及び生活費(海外留学の場合の留学費用を含む)
  • イ 研究支援 研究を行うにあたって発生する費用及び必要な生活費
  • ウ その他支援 財団が支援対象と判断した費用

<支給人数>

毎年30名程度

<支給期間>

  • 最長5年間(審査通過後、延長可能)

<対象者>

  • 世界中の若手人材、25歳以下で自らの才能を活かして学問専攻や事業展開を志す者
    • 応募時点で25 歳以下で、かつ下記(1)から(5)の応募資格のいずれかを満たしている方(応募資格のある者のうち、選考委員会による選考を通過した者が財団生となる。ただし、原則として認定日から1年間は準財団生となる)
      1. (1)分野は問わず、国際大会または全国大会規模のコンテストで優秀な成績を収めた方
      2. (2)国際的に通用する資格を保有、または団体に所属している方
      3. (3)学業や研究活動において、明らかに秀でた成績や成果を収めている方
      4. (4)起業準備中または既に自身の経営する事業で業績を上げている方
      5. (5)本財団事務局の論文選考で優れた思考を発揮している方

<募集時期>

  • 毎年1月頃

<Webサイト>

4, グルー・バンクロフト基金奨学金

アメリカの一流リベラルアーツ大学への進学を支援する奨学金制度で、95年の歴史を誇ります。毎年、日本の高校卒業生に奨学金を支給し、4年間、アメリカの小規模・全寮制リベラルアーツ大学に留学することを支援しています。

<4つの種類の奨学金 (24年度基金奨学生募集概要)>

  • 奨学金1:
    1. 年間最大8万米ドルを上限に4年間支給(計1名)
    2. 合格した米国リベラルアーツ大学(基金が認める大学)に進学する者に支給
    3. 出願時に最大2大学まで基金奨学生として推薦を受けられる
  • 奨学金2:
    1. 毎年1万5千米ドルを支給+提携大学の授業料一部または全額免除推薦(計3名)
    2. 提携大学: DePauw University, Grinnell College, Union College
    3. ※Grinnell Collegeは経済状況により授業料全額免除にならない場合あり
  • 奨学金3:
    1. 提携大学の授業料一部または全額免除の推薦(計6名)
    2. Earlham, Knox, Lake Forestの3大学に進学する者には基金より年1万米ドルを4年間支給
    3. 提携大学: Earlham College, Knox College, Lake Forest College, Ohio Wesleyan University, The College of Wooster, Lewis & Clark College
    4. ※The College of Woosterは大学出願時に$35,000以上の支払い証明が必要
  • 奨学金4「捨松スカラシップ」:
    1. 女子生徒1名に年間最大6万5千米ドルを支給(計1名)
    2. 進学先大学: Barnard College, Bryn Mawr College, Mount Holyoke College, Smith College, Vassar College, Wellesley College
    3. ※出願時期: 奨学金2、3、4は原則Early Decisionでの出願が条件
  • 支給人数: 合計11名
  • 支給期間: 4年間
  • 応募条件 (抜粋):
    • 家計支持者の課税所得金額(共働きの場合は合算額)が2千万円以下である者
    • *保護者同伴面談時に2023年度の課税証明書を提出
  • 対象者: 米国のリベラルアーツカレッジまたは四年制大学に進学する日本国籍を有する者
  • 募集時期: 7月中旬~9月

<Webサイト>

5. 笹川平和財団スカラシップ

この奨学金は、日本から世界の舞台で活躍する新しいリーダーを輩出し、また日本の地域的課題を国際的な視野から解決するリーダーを育成することを目的としています。日本国籍を有する若者が、米国または英国の大学において学士号を取得するための支援を行います。対象は「社会課題解決に意欲があり、海外で学ぶことで成長したい」と考えているすべての方で、年齢や家庭の所得制限、学問領域、卒業後の条件は特に設けられていません。

<支給金額>

  • 実費支給: 授業料・寮費(食費含む)、健康保険料 (※授業料の実費支給金額に上限はないが、授業料高騰や物価上昇により上限額が設定される場合あり、また寮費についても上限額設定の可能性あり)
  • 定額支給: 米国:US$15,000/年、 英国:£11,000/年
  • 一時給付奨学金: 入学および卒業時の準備金(詳細は奨学生に別途通知)

<支給人数>

  • 2025 年度期留学生については最大35名程度の奨学金支給を予定

<支給期間>

  • 大学卒業までの通算4年間 (米国)、大学卒業までの通算3年間(英国)

<対象者 (抜粋)>

  • 財団が指定する米国・英国の大学に入学の許可を得た者で、2025年秋に第1学年への入学を目指す者
  • 年齢制限、所得制限はなし

<対象大学>

  • 米国または英国に所在し、財団が指定する大学リストに掲載されている大学(米国大学: 24校、リベラルアーツカレッジ(米国): 12校、英国大学: 4校)
    • 専攻分野の指定はなし
    • 英国のファウンデーションコースは対象外

<募集時期>

  • 秋期: 2024年7月25日〜8月14日 15:00(JST)、春期: 2024年12月以降

<Webサイト>

2. 留学先国別の奨学金

次に、留学先の大学でもらえる奨学金について解説します。

留学先の大学で提供される奨学金は、国や大学によって条件や金額が異なりますが、多くは給付型で返済の義務がありません。例えば、カリフォルニア大学(UC)などの大学では、優れた学業成績や経済状況を基に奨学金が支給され、留学生や編入生も対象となる場合があります。しかし、募集枠が限られているため、十分な下調べと準備が重要です。

また、米国の「Need-Blind Admission」制度により、低所得家庭の学生は学費が免除されることがあり、例えばハーバード大学では、年間所得がUS$65,000以下の家庭に授業料全額免除の支援があります。他にも、スタンフォード大学やプリンストン大学は、経済的困難な学生に全額給付型の奨学金を提供しており、学費の負担を大きく軽減しています。

このように、大学によって様々な奨学金を提供しているので、志望する大学の奨学金情報を詳細に調べ、応募条件や募集期間に合わせて準備するようにしましょう。

留学先大学の奨学金情報は必ず公式ウェブサイトを確認しましょう。見逃しがちな支援も見つかるかも!

海外大学向け奨学金の申請ステップを解説!

次に、奨学金を申請する際のステップを詳しく解説します。

奨学金を取得するためには、計画的に準備を進めることが重要です。以下のステップに従って、しっかりとした申請を行いましょう。

1. 奨学金のリサーチ

奨学金申請の最初のステップは、自分に適した奨学金をリサーチすることです。まず、奨学金ごとの応募資格(学年、専攻、GPA、語学力など)を確認し、自分が応募できるかをチェックします。

また、各奨学金には申請期限があり、締め切りを過ぎると応募できなくなるため、早めに把握しておくことが重要です。さらに、奨学金には給付型や貸与型、返済免除の条件がついているものもあるため、どのタイプが自分に合っているかを見極めることが必要です。

2. 必要書類を準備する

奨学金申請には、いくつかの書類が必要です。まず、最新の成績証明書を準備します。また、英語力を証明するために、TOEFLやIELTSのスコアが必要です。試験準備に時間がかかるため、早めに受験しましょう。

次に、推薦状を大学の教授や職場の上司に依頼し、時間を確保してもらいましょう。最後に、奨学金を利用する目的や目標について記したエッセイ志望動機書を丁寧に書きます。

3. 申請を行う

奨学金申請は、オンラインまたは郵送で行うことができます。オンライン申請の場合、多くの奨学金ではウェブサイト上で申請書類をアップロードする形となります。正確な情報を入力し、必要書類を確実に提出することが重要です。郵送申請が必要な場合は、書類を指定の住所に速やかに送付します。この際、配達証明をつけると安心です。どちらの方法でも、指示通りに手続きを進めることが求められます。

4. 選考・面接

奨学金の選考プロセスでは、まず書類審査が行われます。提出した成績証明書、推薦状、エッセイなどを基に、奨学金の選考基準に従って審査が行われるため、書類の内容は基準に沿ったものに仕上げることが重要です。

また、多くの奨学金では、書類審査後に面接が行われます。面接では、自己PRや留学後の計画について話し、奨学金を通じてどのような目標を達成したいのかを具体的に説明することが求められます。面接に備えて、自己紹介や志望動機をしっかり準備しておくことが大切です。

5. 結果発表と決定

選考結果が発表された後、合格通知を受け取った場合は、奨学金の受給手続きに進みます。場合によっては、契約書や追加書類の提出が求められることがあります。

奨学金の申請には、十分な準備と計画が必要です。早めに情報を収集し、余裕を持って書類を整えるように心がけましょう。

海外大学向け奨学金申請後の流れと注意点

最後に、奨学金申請後の流れと注意点について説明します。

1. 合否連絡とその後のステップ

まず、合否連絡が届きます。通常はメールや公式ウェブサイトで結果が発表され、合格者には次のステップに関する指示が送られます。

もし合格した場合、必要な手続きがいくつかあります。まず、学生ビザを取得するために、留学先の国のビザ申請を行う必要があります。ビザ申請には、大学からの入学許可書や奨学金証明書が必要な場合があります。次に、大学の入学手続き(オリエンテーションや科目選択)を進め、生活準備として住居の手配や保険の加入、渡航のための航空券手配などを行います。

2. 海外大学向けの奨学金の注意点

奨学金を利用する際にはいくつかの注意点があります。一部の奨学金では、帰国後に一定期間内に日本で就職しなければならない義務が課せられることがあります。これらのルールを理解し、契約内容に従うことが大切です。

さらに、貸与型奨学金では返済義務が生じるため、返済期間や利率などの詳細を事前に確認しておくことが必要です。

海外大学向け奨学金のまとめ

このように、海外大学向け奨学金には主に日本国内で申請できるものと留学先の大学からもらうことができるものの2種類があります。奨学金を利用することで、経済的な負担を軽減し、海外大学進学を実現することができます。

奨学金には、細かい条件や用意すべき書類があるため、海外大学進学を考え始めた段階から、奨学金が必要な場合はなるべく早く準備を始めることをおすすめします。

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