- 2024/12/6
- 2024/12/8
海外大学で直面した3つの苦労とは?現役トロント大学生が語るリアル体験
この記事を書いたライター
Hina
留パスの編集長。日本で生まれ、18年間日本で過ごす。留学経験ゼロの純ジャパとして、2022年からカナダのトロント大学に進学。国際関係学と社会学を専攻。
みなさんこんにちは!留学情報をお届けする海外大生ライターのHinaです。
「世界ランキングが上位の大学に進学しても、勉強についていけなかったらどうしよう…」
「海外大学に行きたいけど、自分がやっていけるのか不安…」と悩んでいませんか?
確かに、世界ランキングが上位の大学に限らず、海外大学に進学すると勉強のプレッシャーや新しい環境への適応、そしてメンタル管理など、さまざまな苦労が待ち受けています。
しかし、頼れる友達を作り、友達と助け合いながら、適度に自分の好きなことをしたり息抜きをしたりすることで、こうした苦労を乗り越えることができます。
また、海外大学では厳しさもありますが、それと同時に得られる経験や楽しさが大きな魅力です。辛い時期もありますが、その分成長や充実感も感じられ、きっと有意義な大学生活を送ることができるでしょう。
海外大学で苦労したこととは?現役トロント大学生に聞いてみた!
Q: みすみさん、最初に自己紹介をお願いしてもいいですか?
「はい。現在トロント大学2年生のみすみです。大学では機械工学を勉強しています。日本の中高一貫校に通っていましたが、日本の高校を中退し、アメリカの高校に通っていました。」
Q: ありがとうございます!アメリカの高校で生活していたので、海外には慣れていて、トロント大学への進学もスムーズに進んだと思っていましたが、どのような苦労がありましたか?
「いえいえ、そんなことないです(笑)。実際には、主に3つの大きな壁にぶつかりました。『新しい環境への適応』『勉強のプレッシャー』『メンタル管理』の3つです。」
【海外大学での苦労1】新しい環境への適応
Q: では、まずは『新しい環境への適応』について教えてください。
「トロント大学に入学して最初に直面したのが、まさにこの『新しい環境への適応』でした。カナダは人生で初めて訪れた国で、日本の慣れ親しんだ環境から離れること自体、すごくストレスでしたね。特に文化や言語の違いが大きくて、最初の数か月間は本当に苦労しました。
新しい友達を作るのも一苦労で、自分の居場所を見つけるまで時間がかかりました。私、実はそんなに積極的な性格ではないんですよ(笑)。だから、周りがどんどん友達を作っていくのを見て焦りまくりでした。
日本なら共通の文化や話題があるから話が弾むんですけど、ここでは文化や言語が違うので、話を続けるのも一苦労でした。」
【海外大学での苦労 2】 勉強へのプレッシャー
Q: 次に、勉強についてお聞きしたいです。海外の大学は課題も多くて大変と聞きますが、実際どんな感じだったのでしょうか?
「海外大学では、入学するより『卒業するほうが難しい』ってよく言われますよね。本当にその通りだと思います(笑)。特にトロント大学生の勉強量は、比較的カナダの大学の中でも多い方だといわれています。それに加えて、私の専攻は機械工学で、めちゃくちゃ勉強量が多いんです。
例えば、今学期は月曜に8時間授業、火曜から木曜は5時間、金曜は7時間授業があります。さらに課題が山のように出されるので、授業間の自由時間とか、寮に帰ってからの時間をいかに効率よく使うかがカギになります。
最初の数か月は全然効率的に勉強できなくて、気づいたら深夜1時、2時になっていることがほぼ毎晩でしたね。」
【海外大学での苦労 3】メンタル管理
Q: それはハードですね..。では、最後に『メンタル管理』について教えてください。
「これは勉強や環境の変化とも関係してくるんですが、やっぱり精神的にかなりキツい時期がありました。
家族や昔の友達と疎遠になった孤独感、周りが優秀すぎて自己肯定感が下がる瞬間、試験前の極度の不安感……こういうネガティブな気持ちに押しつぶされそうになることが多々ありました。でも、そんな時こそ自分と向き合う時間が大事だと気づきました。」
海外大学での苦労の乗り越え方
Q: それでは、この3つの壁をどのように乗り越えたのでしょうか?
「それぞれの壁に向き合いながら、少しずつ自分なりの方法を見つけていきました。
まず、新しい環境への適応ですが、友達を作ることが本当に助けになりました。初めはとても不安でしたが、友達がいることで勉強に必要な情報を共有できたり、辛い時に支え合えたりして、心が軽くなる瞬間が増えました。
焦らずに、自分のペースで進むことが大切だと気づきました。無理に周りに合わせようとせず、自分らしくいるように心がけたら、自然と合う人たちに出会えましたね。
勉強のプレッシャーについては、とにかく効率を上げることに集中しました。タイマーやTo-doリストを使うようになり、少しずつ無駄な時間を減らす工夫をしました。
それでもまだ課題に追われる日々が続いていますが、前よりはずっとコントロールできている実感があります。効率的に進めることで、勉強に対するストレスも少しずつ軽減されていきました。
そして、メンタル管理については、自分を大切にする時間を意識的に作りました。特に睡眠時間を確保したり、軽い運動を取り入れたりすることで、気持ちがだいぶ楽になりましたね。それから、家族との定期的な電話も私にとって大きな支えになりました。悩んだり迷ったりした時には、自分の気持ちを話せる人がいることが本当にありがたかったです。
また、トロント大学には心理カウンセラーがたくさんいるので、辛い時には活用するという手もあります。以前よりも自分のメンタルをうまく管理できるようになったと思います。」
Q: そうなんですね!貴重なアドバイスありがとうございます!最後に、これから海外大学を目指す方にメッセージをお願いします!
みすみ:「トロント大学に入学して間もないですが、既に多くの困難に直面しました。それでも、これらの経験は私にとって自分を見つめ直す貴重な体験でしたし、たくさんのことを学ぶことができました。海外大学では苦しい時期もありますが、そこから得られる成長や気づきが必ずあると思います。
だからこそ、どんな困難にも前向きに挑戦し続けてほしいです。そして、常に自分を大切にして、助けが必要な時には周りを頼ることを忘れないでください。きっと、振り返った時にすごく大きな成長を感じられると思います。」
海外大学で苦労したことのまとめ
今回の記事では、現役トロント大学生に聞き、海外大学で苦労したこととその乗り越え方をご紹介しました。
海外大学は課題や勉強が多く、精神的に辛い時期もありますが、友達と助け合いながら成長することができます。新しい環境に適応し、プレッシャーに打ち勝ちながら進んでいく過程で、自分自身を見つめ直すこともできるのです。
ただし、いざ海外大学に進学したいと思っても、留学の準備は情報収集や大学選びなど、取り組むべきことが多岐にわたり、時間と労力がかかります。「何から始めればいいかわからない…」と悩んでしまう方も少なくないと思います。大学選びは特に大変で、興味のある分野、立地、費用、生活環境などを一つ一つ比較し、自分に合った選択をする必要があります。
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