logo

留学体験談

Boston University

ボストン大学

米・ボストン大学の留学体験談:Kaiさんにインタビュー

アメリカ東海岸に位置するボストン大学で、ビジネスの知識とスキルを磨いているKaiさん。今回は、ネブラスカ大学からボストン大学への編入を経て、学生生活や挑戦を続けるKaiさんに、その魅力や実際の留学生活について語ってもらいました。Kaiさんが感じたボストン大学の特色や、キャンパスでのリアルな日々をご紹介します。

2024/12/3
2024/12/3
Kai

Kaiさん

Boston University

専攻: BSc Business Administration

  • #正規留学生
  • #大学編入
  • #文系
  • #アメリカ

ボストン大学入学前のKaiさんの経歴について教えてください。

僕はアメリカで4歳から7歳まで過ごしたんですが、その後は日本で生活しました。日本に戻ってからも、英語力を維持したくて家庭教師をつけてもらいながら勉強していましたね。

その後、日本の私立中高一貫校に進学しましたが、多くの同級生が国内の大学に進む中、僕は海外での学びに興味を持ち、海外進学を決意しました。僕の学年で海外行ったのは、自分も含め2名だけでした。最初はネブラスカ大学というところに進学したんですが、そこでの現状に満足できなくなり、より幅広い挑戦を求めてボストン大学への編入を決めました。

Kaiさんはなぜアメリカ・ボストン大学を進学先として選ばれたのですか?

編入先は最終的に合格したボストン大学とトロント大学、ジョージ・ワシントン大学の間で迷いました。その中でも、ボストン大学のカリキュラムは単にビジネススキルを学ぶだけでなく、ビジネスが社会にどんな貢献ができるかも重視していて、その点に惹かれました。また、ボストンは学生街でもあるので、知的で活発な環境で学べることにも魅力を感じました。

トロント大学はネームバリュー的には魅力的でしたが、日本人コミュニティが大きく、留学先としてより新しい環境に挑戦したい気持ちが強かったので、最終的にボストン大学を選びました。

ボストン大学に出願する上での、具体的なプロセスについて教えてください。

僕がネブラスカ大学からボストン大学に編入する際には、編入用のCommon Appを使って複数の大学に出願しました。高校時代やネブラスカ大学時代の成績に加え、エッセイ、TOEFLを提出しました。SATは受けませんでしたね。

エッセイでは、自分の目指す「社会への還元」について書きました。具体的には、アメリカに来てからの英語で苦労した経験や、それを乗り越えて教育とビジネスの分野で貢献したいと感じるようになったことを盛り込みました。

ボストン大学での周りの学生の雰囲気について教えてください。

少しステリオタイプかもしれないですが、ボストン大学にはトップ校を目指していたけれど、最終的にボストン大学を選んだ、という背景を持つ学生が多いんです。そういった悔しさや意欲を学業や活動にぶつけ、熱心に学びに取り組む、向上心の強い学生が多い印象があります。真剣に学びながらも、自分を成長させるために頑張っている人が多いので、全体的に前向きで活気のある雰囲気です。

実際にボストン大学に行ってみて良かったと感じる点を教えてください。

ボストン大学に通って良かったと思う点は、やっぱり多様性がある環境ですね。さまざまなバックグラウンドを持つ学生が集まっているので、いろんな視点や考え方に触れられるのが刺激的です。それにアジア人コミュニティが大きく、日本食やアジアの食文化が充実しているので、食事面で困ることがないのも助かっています。

あと、就職活動のときに感じるのが、ボストン大学のネームバリューの強みです。キャリアを築く上で、大学の評判が高いのは安心感につながりますし、企業とのネットワークも充実しているので、将来を見据えた環境が整っているのが魅力です。

逆に、悪かった点、もっとこうだったらよかったと思う点はありますか?

ボストン大学のビジネススクールでは、成績の評価システムが厳格で、相対評価のためどんなに良いスコアを取っても周りがもっと優秀だと高い評価が得られにくいんです。これが少しプレッシャーになることもありますね。

また、ボストンの冬は天気が悪く、雨の日が多いので、どうしても気分が落ち込むことがあります。さらに、ニューヨークやシカゴに比べると、街全体の娯楽施設が少ないですね。バーやナイトクラブはありますが、それ以外の楽しみが少なく、もう少し街のエンターテイメントが充実しているといいなと感じることもあります。

ボストン大学の授業のスタイルについて教えてください。

平日はだいたい週5で授業があって、1日に2〜3コマのペースですね。ボストン大学は私立なので、授業は原則すべて対面で、出席も必須です。授業のスタイルは主にレクチャー形式ですが、ビジネス系のクラスは20〜30人規模のインタラクティブなものが多く、発言回数も評価に影響します。ほとんどの授業にチームワークやコラボレーションのプロジェクトが含まれているので、クラスメイトとの共同作業も重要です。

授業が終わった後は、宿題や予習、グループワークのミーティングなどで自習に時間を費やすことが多いです。しっかり平日に勉強していれば、週末は少し余裕ができるので、友人と出かけたりしてリフレッシュしています。

ボストン大学のキャンパスや施設の雰囲気はいかがですか?

ボストン大学のキャンパスは、典型的な都市型大学ですね。街の中心に広がっていて、川沿いの細長い敷地に施設が点在しています。施設については、ものによって少し古さを感じるところもありますが、全体的にはモダンで綺麗です。特に新しく建てられた建物やリノベーションされた場所は、学びやすい快適な環境が整っています。都市の利便性を享受しながらも、落ち着いた学習スペースがあるのが魅力的です。

ボストン大学での生活環境はいかがですか?

正直、ボストン大学の寮には少し不満もあります。基本的に寮費が高く、建物も古かったり狭かったりと、質があまり良くないです。もちろん綺麗な寮もあるんですが、倍率が高く、空きが出たらすぐに埋まってしまうんです。

特に1年生はほぼ確実に狭くて古い寮に割り当てられて、しかも他の学生とシェアルーム(ダブル)で過ごすのがほとんどですね。プライバシーが少ないと感じることもありますが、寮生活を通じて色々な人と知り合えるのは良い経験になっています。

ボストン大学で特に印象に残ってるイベントはありますか?

大学のビジネスコンテストに友人と参加した経験ですね。ボストン大学ではケーススタディや新規事業立案のコンペティションが、年に20回以上開催されるので、ビジネスマインドを持つ学生にとっては大きな刺激になります。中には賞金が500万円以上のイベントもあり、実践的なスキルを磨くだけでなく、大きな目標に挑む楽しさを味わえます。また、大学がHackathon等の大学外でのビジネスコンテスト参加に対してもファンディングを提供してくれるので、全体的にこう言った起業家精神を育む文化が大学にあるように感じます。

ボストン大学入学前、準備しておいてよかったこと、または準備しておくべきだったことはありますか?

入学前に準備しておいて良かったこととしては、興味があるクラブやサークルについて事前にリサーチしておいたことですね。ボストン大学では、学期が始まるとすぐにクラブやサークルの入会試験が行われる場合が多いので、余裕を持って準備しておくとスムーズです。例えば、インスタグラムなどで各クラブの活動内容を調べたり、過去のイベントを確認したりすることで、自分に合ったものを見つけやすくなります。

ボストン大学での日本人コミュニティについて教えてください。

ボストン大学には、日本人の正規生は全体で20〜30人程度、さらに交換留学生が毎年10人ほど加わる印象です。規模としては大きすぎず小さすぎず、日本人同士で適度な繋がりを持てる環境だと思います。

大学にはJapanese Student Association(JSA)という日本人コミュニティもありますが、意外と日本人以外のメンバーも多く、日本文化に興味を持つ他国の学生と交流する場としての色が強いです。

最後に、これから留学を志す中高生の方々にメッセージ・アドバイスをお願いします!

やっぱり、留学中には日本人の繋がりはどこかで持っておいたほうがいいと思います。僕も友人と互いに支え合うことで乗り越えられたことが多いです。失敗や壁にぶつかることは多いですが、少しのことでめげずに強いメンタルを持って挑戦してみてください。新しい世界が待っていると思います!

現役TOP海外大生による留学サポート、
本格始動!

海外大学への進学を考えていますか?留学に興味があるけれど、どこから始めればいいのか分からない…そんな方に向けて、RyuPassは現役留学生や留学経験者によるサポートサービスを 提供しています。

サポートへ申し込む