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留学体験談

University of Edinburgh

エディンバラ大学

英・エディンバラ大学の留学体験談:Naoさんが語るPPEと異文化交流の魅力

エディンバラ大学は、1583年創立の歴史ある大学で、スコットランドの首都エディンバラに位置し、質の高い教育と国際性が魅力です。多彩な学問分野で評価が高く、世界中から集まる学生が刺激し合い、学びを深める環境が整っています。Naoさんは、日本での一般的な教育課程を経て、憧れのイギリスに留学し、現在はエディンバラ大学でPPE(哲学・政治・経済)を専攻しています。歴史と伝統が息づくエディンバラの街並みに惹かれ、この地で大学生活を送ることを決意したNaoさんの大学での生活や学びについて、お話を伺いました。

2024/11/5
2024/11/15
Nao

Naoさん

University of Edinburgh

専攻: PPE(Philosophy, Politics and Economics)

  • #正規留学生
  • #2021年入学
  • #文系
  • #イギリス

エディンバラ大学入学前のNaoさんの経歴、進学の際の出願プロセスについて教えてください。

私は小中高とずっと日本の学校で育ちました。IBやA Levelといった国際的なカリキュラムは経験せず、一般的な日本の教育システムで学んできましたが、イギリスの大学に進学する際には大学のファウンデーションコースを1年間受けて、その上で正式にエディンバラ大学に応募しました。ファウンデーションを経て、本格的な大学生活に進むことで、スムーズに新しい環境に適応することができたと思います。

出願はUCAS(イギリスの大学用の出願ポータル)を通じて行い、学校のGPAとIELTSのスコア、そしてPersonal Statement(エッセイ)を提出しました。

Naoさんはなぜイギリス・エディンバラ大学を進学先として選ばれたのですか?

イギリスへの留学を選んだのは、ずっと憧れを抱いていたからです。小さい頃にサマースクールでイギリスを訪れた経験や、映画やドラマで見るイギリスの風景に惹かれていました。進学先を考える際も、エジンバラのほかにロンドンのUCLやマンチェスターの大学も検討しましたが、大都市の喧騒よりも歴史ある街並みと落ち着いた雰囲気に魅力を感じ、エジンバラに決めました。また、この街には多くの有名な哲学者の歴史が根付いていて、それも私がここを選んだ理由の一つです。

Naoさんが専攻されているPPEってどんな学問ですか?

PPEは、哲学(Philosophy)、政治学(Politics)、経済学(Economics)の3つの分野を単体ではなく、総合的に学ぶ学問です。これらの科目は社会のさまざまな側面に深く関わっており、それぞれが相互に影響し合っています。例えば、政治の決定は経済に影響を与え、経済的な問題には倫理的な判断が必要になることがあります。PPEを学ぶことで、社会の複雑な問題を多角的に理解し、論理的な思考や分析力を身につけることができます。

特にエジンバラ大学では、哲学、政治、経済の各分野で質の高い授業が用意されており、自分の興味に応じて深く掘り下げることができるのが魅力ですね。

実際にエディンバラ大学に行ってみて良かったと感じる点を教えてください。

エジンバラ大学に実際に通ってみて、特に良かったと感じる点がいくつかあります。まず、エジンバラの街の美しさです。街並みは歴史的で映画の中にいるような感覚があり、特にハリーポッターの世界観を思わせる雰囲気が魅力的です。毎日街を歩くだけでテンションが上がるので、そんな環境で学生生活を送れるのはとても幸せですね。

また、エジンバラ大学は留学生が多く、国際色豊かな環境が特徴です。友達になるのも自然と留学生が多くなり、体感的には学生の半分ほどが留学生だと感じました。多様なバックグラウンドを持つ人たちと関われるのは刺激的で、視野も広がります。そして、スコットランドの大学はイングランドの大学よりも1年長い分、のびのびとキャリアや勉強について考える時間が持てるのも魅力です。

さらに、学生の人数が多いおかげで、所属するコミュニティのバラエティがとても豊かで、何にでも挑戦できる環境が整っています。自分の興味に合わせて新しいことに挑戦しやすく、充実した学生生活を送ることができます。

逆に、悪かった点、もっとこうだったらよかったと思う点はありますか?

エジンバラ大学で少し不便に感じた点としては、大学とのコミュニケーションが取りにくかったことが挙げられます。特に入学手続きやビザの手続きなどで問い合わせをした際、返信が遅くて不安になることが何度かありました。また、テスト期間中には図書館や学習スペースが非常に混雑しており、座る場所を見つけるのが大変でした。結局、家やカフェで勉強せざるを得ないことも多く、もう少し勉強に集中できる場所が増えてほしいと思いました。

さらに、エジンバラでは宿の需要が高く、供給が追いついていない状況も問題です。特に新学期が始まる前の宿探しが難航しがちなので、早めに動き出すことを強くおすすめします。

エディンバラ大学での授業ついて教えてください

エディンバラ大学での授業は、1年生や2年生のうちは必修のモジュールが多めで、専門的な知識を深めるというよりも、基礎をしっかり固めることに重点が置かれています。そのため、学部内での専攻のトランスファーも比較的しやすいんです。逆に3年生や4年生になると、自分の興味に合わせて専門性を深めることができるような授業が増えてきて、しっかりと学びたい分野を追求できます。

授業のスケジュールは学年によって異なりますが、週のコンタクトアワー(対面授業の時間)はおおよそ10時間前後です。それ以外の時間は、リーディングや課題、自習などに費やすことが多く、自分のペースで勉強を進められるのが魅力です。勉強に集中する時間を確保しつつ、合間には友人と過ごしたりと、バランスを取りながら1日を過ごせるのがいいですね。

キャンパスや大学の施設の雰囲気はいかがですか?

エディンバラ大学のキャンパスは、町中に点在していて、特に文系の学部はメインキャンパスに集約されています。そのため、学部によっては授業の場所が離れていることもありますが、大学のシャトルバスがあるので、移動もスムーズにできます。

キャンパスの施設は、外観が歴史と情緒にあふれた趣のある建物が多くて、まるで映画のセットのような雰囲気があります。その一方で、建物の内部はしっかりと現代風に改装されていて、とてもモダンで快適です。古さと新しさが融合したデザインが特徴で、勉強するにも、友達と集まるにも心地よい空間になっています。

大学外での生活環境はいかがですか?

エジンバラでの学業外の生活は、とても充実しています。基本的に、やりたいことがあれば大体何でもできる環境が整っているので、積極的に行動するほど楽しめると思います。私自身は、Japan Society(ジャパソ)の関連イベントに多く参加していて、日本文化に興味がある人や日本人同士のつながりを深める活動が中心です。また、Trade and Investment Clubでのアクティビティやボランティア活動にも参加して、学業以外でもさまざまな経験を積んでいます。

休日には、友人の家で開かれるホームパーティーに参加することも多く、リラックスして過ごす良い機会になっています。エジンバラは治安も良く、街全体が落ち着いた雰囲気なので、安心して学業とプライベートを両立させられる場所だと思います。

在学中に印象に残ってるイベントはありますか?

エジンバラ大学で印象に残っているイベントはいくつもありますが、特に新歓イベント(Fresher’s Event)は思い出深いです。新入生のためにさまざまな催しが用意されていて、私はその中でcèilidh(スコットランドの伝統的なダンス)のイベントに参加しました。初めての経験でしたが、みんなで楽しく踊りながら、新しい友人を作るきっかけになりました。文化系のイベントとしても、とても印象的でした。

また、Japan Society主催のイベントも特に思い出に残っています。日本の文化を紹介する機会が多く、留学生だけでなく、地元の学生とも交流できる場が設けられているのが魅力です。冬にはWinter Ballなどの華やかなイベントも開催されていて、友人たちとドレスアップして楽しみました。

入学前、準備しておいてよかったこと、または準備しておくべきだったことはありますか?

入学前に準備しておいてよかったこととしては、まず英語の勉強ですね。英語塾にコツコツと通って、基礎をしっかり固めておいたことが役立ちました。また、ファウンデーション前には海外生活についてのリサーチを入念に行いました。どんなことが必要なのか、どのようなものを持って行けばいいのか、しっかりと事前に調べておくことで、現地での生活にすぐに馴染むことができました。

さらに、メンタル面の準備も重要でした。実際にエジンバラに通っている先輩に話を聞いたり、どんなサークルがあるのかなどを調べたりして、大学生活のイメージを膨らませていました。このような準備が、自信を持って新しい環境に飛び込む助けになったと思います。

大学での日本人コミュニティについて教えてください。

エジンバラ大学にはJapan Societyがあり、大学の日本人学生同士が交流するコミュニティが確立されています。もともとはコネクション作りや履歴書に書ける内容が欲しくて参加したのですが、初年度は書記、2年目は会長として活動し、日本人コミュニティだけでなく、さまざまな方面での接点を広げる良い機会になりました。日本に興味を持っている非日本人の学生も多く集まるので、異文化交流をしたい人にも良い環境です。役職につくハードルも比較的低いので、何か新しいことにチャレンジしたい人にとっては絶好の機会です。

最後に、これから留学を志す中高生の方々にメッセージ・アドバイスをお願いします!

留学を考えている方へ、一番大事なのは「まず挑戦してみる」ということです。何とかなると思って飛び込んでみると、案外うまくいくものです。留学では、日本にいるだけでは気づけなかった多様な価値観に触れ合うことができ、新しい発見もたくさんあります。

また、海外で生活することで、日本の良さや自分のルーツに改めて気づく機会も多いです。だからこそ、留学という環境に自ら飛び込んでみることで、もっと広い世界が見えてくると思いますよ!

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