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留学体験談

University of Edinburgh

エディンバラ大学

英・エディンバラ大学の留学体験談:スコットランドの名門大学で感じた留学の大切さ

スコットランドの首都であり、歴史ある街エディンバラに位置するエジンバラ大学。イギリスでも3番目に古い大学として、世界的にも評価の高い大学です。そんなエディンバラで経営学を専攻していたJinさんに、留学を通じての経験を語ってもらいました。

2024/11/5
2024/11/15
Jin

Jinさん

University of Edinburgh

専攻: 経営学(Business Management)

  • #正規留学生
  • #2020年入学
  • #文系
  • #イギリス

エディンバラ大学入学前のJinさんの経歴について教えてください。

熊本で生まれ育ち、小中学校まで地元の公立学校で過ごしました。高校からはイングランドに渡り、4年間ボーディングスクールに通い、GCSEとA Levelを修了しました。当時は日本の環境から移ったので英語などもついていくのが大変だったのを覚えています。その後、コロナ禍の中でエディンバラ大学に入学を決意しました。

Jinさんはなぜイギリス・エディンバラ大学を進学先として選ばれたのですか?

ダラム大学と迷っていたのですが、エディンバラの街に実際に足を運んだときに、直感的に街が気に入りました。歴史や雰囲気がとても心地よく、見た限りネガティブなポイントもありませんでした。また、エディンバラは落ち着いた環境で勉強に集中できそうだったので、ここに決めました。

エディンバラの街並み(Jinさん撮影)

Jinさんが感じる、エディンバラ大学の特色について教えてください。

まず、エディンバラ大学は非常に歴史ある大学で、キャンパスや周辺の環境も風格があって、学ぶ意欲を自然と引き立ててくれます。また、エディンバラの人々は心が温かくて優しい方が多く、安心して生活ができる点がとても魅力的です。

学生たちは真面目に勉強に取り組む姿勢が見られ、勉強に集中できる環境がしっかり整っています。息抜きの場所も豊富で、自然豊かな環境と世界遺産に囲まれながら、リフレッシュする機会がたくさんあります。

実際にエディンバラ大学に行ってみて良かったと感じる点を教えてください。

エディンバラは多様性が豊かで、いろいろなバックグラウンドを持つ人が集まっているのでとても心地よい環境でした。また、図書館が年中無休で24時間開いているので、いつでも勉強に打ち込めるのも大きな魅力です。

「こんなに居心地のいい街はあるのか!」と思うくらい、スコットランドのエディンバラには魅力を感じています。地方都市ならではの澄んだ空気や、街のコンパクトさも気に入っています。特にイングランドでの生活を経験した後、より一層スコットランドの心地よさがわかりました。それと、お酒も最高です!スコットランドウィスキーやジンが美味しくて感激しています。

逆に、悪かった点、もっとこうだったらよかったと思う点はありますか?

これは人によってはメリットかもしれませんが、エディンバラ大学は4年制のため、3年制のイングランドの大学と比べて卒業までに時間がかかるのが少しネックでした。同年代のイングランドで勉強する友達は皆1年早く卒業してしまいますからね。

また、ロンドンやイングランドの主要都市からも離れているため、気軽に移動できる距離ではないのもデメリットに感じました。ロンドンまで電車で5時間以上かかりますからね。

さらに、エジンバラの気候は寒く、風が強くて太陽がほとんど出ないこともあり、慣れるまでは大変でした。図書館が年中無休で開いているので、つい勉強しすぎてしまい、オンとオフの切り替えが難しくなってしまうこともありました。

エジンバラ大学のキャンパスの設備はどうでしたか?

学校の施設は、全体的にモダンで新しいものが多いです。例えば、ビジネススクールは特に新しく設計されていて、勉強するのに快適な環境が整っています。また、学生寮も新しい場所が多く、過ごしやすいと感じました。エディンバラの歴史ある街並みの中で、快適で便利な施設が揃っているので、非常に良い環境で生活できています。ただ、古い大学なので、もちろん歴史のある建物も街の中に多く点在しています!

キャンパスの写真(Jinさん撮影)

エディンバラ大学の授業について教えてください。

1年目はコロナ禍でオンライン授業中心でしたが、2年目からは学生寮での生活が始まり、キャンパスまで30分圏内の寮から毎日徒歩で通学していました。エディンバラでは、23歳以下の学生は「Young Scot」としてバスが無料で利用できるため、通学の際も便利です。

授業は1日2〜3コマ程度で、合間には図書館で勉強したり、休憩を取ったりしていました。夜ご飯は、街中のレストランや軽食屋でさっと食べることが多く、その後また図書館に戻って夜遅くまで勉強する日々を過ごしていました。

エディンバラでの生活環境はいかがですか?

エディンバラでの生活は、全体的に快適で過ごしやすかったです。地域ごとの治安の違いは多少ありますが、大きな不安はなく、落ち着いて生活ができる環境でした。街がコンパクトで移動が便利なこともあり、普段の生活もスムーズです。また、観光地の中心に住んでいたので、バグパイプの音が響いてきて、エディンバラならではの文化を感じられ、気分も高まりました。特に街全体の雰囲気が非常に印象的で、心地よかったです。

休日はスポーツや勉強に時間を使うことが多く、運動することでリフレッシュもでき、メリハリのある充実した日々を過ごしています。

エディンバラの美しい街並み(Jinさん撮影)

大学の勉強以外で課外活動はやっていましたか?

はい、僕は去年はJapan SocietyのPresidentを務めていて、日本人や日本文化に興味を持つ学生たちとの交流イベントを企画・運営してきました。この活動は、さまざまな国の学生と関われる良い機会となり、自身のスキルや視野を広げる体験になりました。

スポーツでは、Kendo Clubに所属し、毎週の練習や試合にも参加しています。剣道は日本らしい武道として人気があり、地元や他国のメンバーとともにスキルを磨くのが楽しいです。また、Baseball Clubにも参加していて、エディンバラで日本のスポーツを楽しむことができるのは、とても貴重な経験だと感じています。

剣道クラブでの一コマ(本人提供)

在学中に印象に残ってるイベントはありますか?

Japan Societyで企画した「Sushi Sake Sunday」という交流会が楽しかったですね。日本文化に興味を持つ多くの学生が集まり、異文化交流が活発に行われる良い機会となりました。また、「Christmas Ball」も毎年の楽しみの一つで、シーズンならではの華やかな雰囲気を味わえるイベントです。

ただ、全体的に見てコミュニティベースのイベントは少なめかもしれません。大学が主催する大規模なイベントにはあまり参加した記憶がなく、個別のソサエティやクラブのイベントが中心だった印象です。

入学前、準備しておいてよかったこと、または準備しておくべきだったことはありますか?

英語の文献を読むことに慣れておくことは大事です。授業や課題で扱う内容はもちろんすべて英語なんですが、やっぱり大学になると読書量が莫大です。事前に英語の文章を読み慣れていておくと、文献の内容を理解する際に抵抗感が少なりおすすめです。

大学での日本人コミュニティについて教えてください。

エディンバラ大学のJapan society では約120名の規模で活動している組織になります。主に日本やスコットランドの文化イベントや日本に馴染みのあるイベントを主催しており、日本国籍に限らずインターナショナルな組織として日々活動していました。特に人気だったSushi Sake Sundayという新入生歓迎時期に行っているイベントは一番人気で剣道のパフォーマンスや日本食を振る舞います。

最後に、これから留学を志す中高生の方々にメッセージ・アドバイスをお願いします!

留学を迷っているなら、ぜひ行くべきです!留学には色々な困難や課題があると思いますが、それに立ち向かい、努力を惜しまず突き進むことで、後悔することはありません。自分の成長を実感できる素晴らしい経験が待っています。

留学に対する不安としては、自分がどれだけ寛容になれるか、そして新しい環境を楽しめるかがカギとなります。「郷に入れば郷に従え」という言葉通り、ポジティブなマインドセットを持って新しい文化や人々を受け入れることが大切です。

また、これは僕が留学を通じて気付いた持論なんですが、英語が伸びる人に共通する特徴は、愛嬌があることと英語を学ぶ意欲の高さだと思っています。コミュニケーション能力も重要ですが、愛嬌を持って接することで、周囲の人々が助けてくれることが多いです。「わからないことはわからない」と素直に言える勇気を持つことで、学びの機会が増え、より良い関係を築けるでしょう。留学頑張ってください!

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