英・グラスゴー大学での留学体験談:スコットランドのローカルな生活に溶け込む日々
慶應義塾大学からグラスゴー大学への交換留学生として、Taikiさんはスコットランドの日常に深く潜り込みました。この記事では、Taikiさんのグラスゴーの留学体験と、その中で得た洞察に焦点を当ててインタビューをしてみました。
- 2024/11/4
- 2024/11/4
Taikiさん
University of Glasgow
専攻: NA
- #交換留学生
- #文系
- #イギリス
Taikiさんの経歴について教えてください。
僕は日本の慶應大学から交換留学でグラスゴーに留学しました。大学1年目の際にイギリスに短期の語学留学プログラムでオックスフォードにも滞在をした経験し、ますますイギリスに興味が湧いたんです。2021年9月からは1年間、グラスゴー大学で交換留学をして、その後帰国し慶應を卒業、その後UCLでマスターに進学しました。
Taikiさんはなぜイギリス・グラスゴー大学を留学先として選ばれたのですか?
スコットランドには前から興味があったんです。イギリス自体にはなじみがあったんですが、よりローカルな生活を体験したいと思っていて。エディンバラ大学とグラスゴー大学の両方を考えていましたが、グラスゴーはドメスティックな環境が強く、実際にスコットランドの生活に入り込めると感じたんです。結果的に、グラスゴーを選んで良かったですね。
実際にグラスゴー大学に行ってみて良かったと感じる点を教えてください。
やっぱり、ローカルな生活に溶け込めるのが一番大きかったですね。グラスゴーのカフェでアルバイトをしていたんですが、街の人と交流してスコットランドの温かさを実感できました。世界一フレンドリーな国って言われるだけあって、本当に人とのつながりを大事にする文化があるんです。慶應やUCLも経験した中で、人の温かさという点ではグラスゴーが随一でした。
あと、Fresher’s Weekは新入生にとってとてもありがたいイベントでした。生徒が主体となって新入生を歓迎してくれて、すごくスムーズに生活に馴染むことができました。グラスゴー大学は歴史が深い大学で、イギリスでも3番目に古いキャンパスです。学部によっては本当に歴史ある場所で学べるので、そういった点も良かったですね。
逆に、悪かった点、もっとこうだったらよかったと思う点はありますか?
グラスゴーの街の規模感ですかね。ロンドンや東京と比べると、やっぱり小さくて少し物足りなさを感じることもありました。ある程度街を知り尽くしてしまう感覚があって、刺激が少なく窮屈に感じる人もいるかもしれません。
グラスゴー大学での1日のスケジュールについて教えてください
1日に2〜3コマの授業があって、その合間に図書館で勉強する感じです。夕方や夜には剣道部やハンドボール部の練習があるので、そこで体を動かしたり、仲間と交流したりしました。練習が終わると、みんなでパブに行って、その後はまた勉強することもありました。忙しいけれど、充実した毎日でしたね。
大学外での生活環境はいかがですか?
正直、学生寮の環境は「運」次第でしたね。僕の寮は周りがほとんどイギリスのローカル生だったこともあり、賑やかな分、キッチン周りが散らかりがちで、騒音も気になることが多かったです。カオスな雰囲気に最初は少し戸惑いましたが、逆に言うと、そんな環境でこそ異文化の一面が垣間見えるので、面白い経験でもありました。
また、グラスゴーの生活は徒歩圏内でほぼ完結するので、学生同士で接する機会がとても多いです。街中での繋がりも含めて、周囲との関係を広げたり深めたりするには最適な環境だったと思います。
在学中に印象に残ってるイベントはありますか?
Cèilidh(ケイリー)というスコットランドの伝統的なダンスイベントが印象的でした。大きな輪になって、音楽に合わせて踊るんですが、まさにスコットランド!というような雰囲気です!Fresher’s Weekや部活のソーシャルイベントでもケイリーが取り入れられていて、初対面の人とも一気に仲良くなれる最高の思い出でした。
他にもMassaokeと呼ばれる、ホールで楽器演奏をしながらカラオケをするイベントは印象的でしたね。スコットランドらしさを感じられるようなイベントは1年通じて多かった気がします。
最後に、これから留学を志す方々にメッセージ・アドバイスをお願いします!
迷ったら行動することの大切さを伝えたいです。僕自身、留学に行く前に、1年間で何を成し遂げたいかを考え、曼荼羅チャートで目標を立てていました。留学中もその目標を意識しながら行動したことで、本当に実りのある経験ができました。ぜひ、自分の目標を明確にして、それに沿った行動をしてみてください。