英・リーズ大学での留学体験談:哲学を学ぶNanaseさんのストーリー
リーズ大学で哲学を専攻するNanseさんは、アメリカの高校を卒業後、イギリスのリーズ大学に進学しました。リーズの街の活気と豊かな学問の環境に惹かれ、哲学系のコースを探している中で、自分の興味に合ったモジュールが多かったリーズ大学を選んだそうです。そんなNanaseんが感じた、リーズ大学とその街の魅力についてお話を伺いました。
- 2024/11/4
- 2024/11/4
Nanaseさん
University of Leeds
専攻: 哲学(BA Philosophy)
- #正規留学生
- #2023年入学
- #イギリス
入学前のNanaseさんの経歴と、なぜイギリス・リーズ大学を進学先として選ばれたのかを教えてください。
私はアメリカ・ニューヨークのインターナショナルスクールを卒業し、その後、2022年よりリーズ大学のファウンデーションコースに1年間通いました。このコースで大学進学に必要な基礎をしっかり学び、そのまま2023年の夏にリーズ大学に進学しました。
リーズ大学を選んだのは、授業のコンテンツがとても魅力的だったからです。元々、哲学に興味があったので、イギリス国内でどの大学が良いかを調べていた時に、カウンセラーからリーズ大学を勧められました。実際に公開されているコース内容やモジュールを見てみると、自分が学びたいと思っていたトピックが多く含まれていたので、ここに決めました。
リーズ大学の特色について教えてください:
リーズ大学は、イギリスきっての「パーティー校」として知られ、イギリスの学生ライフを満喫したい人に特におすすめです。リーズの街自体が学園都市で、市内にいくつもの大学が点在しているので、学生の活気があふれています。レストランやショッピングモール、パブ、ナイトクラブなどがたくさんあり、生活の中でいろいろな楽しみ方ができます。学業だけでなく、友人との時間やアクティビティを楽しみたい人には、とても良い環境だと思います。
実際にリーズ大学に行ってみて良かったと感じる点を教えてください。
リーズの街は、大きすぎず小さすぎず、ちょうどいいサイズ感が心地よくて、とても住みやすいです。必要なものがすべて揃っているし、ショッピングやエンタメも充実しているので、学生生活を思いっきり楽しめます。街全体に活気があって、学生にとって理想的な環境だと思います。
逆に、大変だった点はありますか?
1年目は大学の学生寮に住むんですが、寮の申請は早い者勝ちなので私が寮を選び始めたときには街中のいい寮は全て埋まってしまっていました。住んでいた学生寮がキャンパスから少し離れた場所だったので、キャンパス近くの寮に住む学生たちと気軽に交流する機会が少なくなってしまいました。なるべくキャンパスに近い寮を選べたら、もっと充実した学生生活が送れたかもしれません。
リーズ大学の授業のスタイルについて教えてください
授業の頻度は学部によって異なりますが、私のコースは割とコンタクトアワー(対面授業の時間)が少なめです。週に4〜6コマほどしか授業がないですね。その分、授業外での課題やリーディングが多く課されますので、自分の時間をどう有効活用するかが大事になります。文系の科目は自分のペースで学べるところが魅力ですね。
キャンパスや大学の施設の雰囲気はいかがですか?
まさに「イギリスの大学」という雰囲気の、古いレンガ建の建物もあれば、新しい近代的な見た目の建物もあります。
建物が多いので広くはありますが、まとまって建っているので授業館の移動もしやすいです。
授業用の建物の中にカフェがあったり、ステューデントユニオンの中には売店やスーパーもあるので授業の合間に友達とコーヒーを飲んだり、授業帰りに買い物をして帰れたりととても便利です。
大学外での生活環境はいかがですか?
リーズという街は本当に住みやすいです。ちょうどいい規模感で、必要なものが全部揃っているので、生活に不自由を感じることはありません。レストランやカフェも多く、友達と待ち合わせする場所にも困りませんし、休日にはショッピングやエンタメを楽しんだり、いろんなところに出かけたりしています。リーズの魅力は、こうした楽しみ方がたくさんあるところですね。
基本的に徒歩圏内で生活が完結するので、車がなくても全然問題ありません。治安も良くて、アジア人の女性として特に危険を感じたことはないです。ただ、どの街でも同じように、治安の悪いエリアは避けるべきですね。
それから、リーズの良いところは、日帰りで行ける観光地がたくさんあること。ヨークやリバプール、ダラムといった人気の都市にすぐアクセスできるので、ちょっとした小旅行も簡単に楽しめます。リーズ国際空港もあるので、ヨーロッパへの旅行もとても便利です。
在学中に印象に残ってるイベントはありますか?
リーズの中心部で開かれる大規模なクリスマスマーケットは印象的ですね。クリスマスシーズンになると、街全体がキラキラとライトアップされ、色とりどりの屋台が並びます。食べ物や雑貨の出店も多く、友人とマーケットを回るのがすごく楽しかったです。
もう一つは、『Monstar Event Leeds』という、アジア人学生が集まれるクラブナイトイベントです。音楽やダンスを楽しみながら、いろいろな大学のアジア人学生と知り合える良い機会で、文化の違いを超えて盛り上がることができました。
大学での日本人コミュニティについて教えてください。
日本人は交換留学生が多く、今年(2024年)は70人ほど新しく来たと聞きました。他にも言語留学生などもいるので、全て合わせれば相当の人数になると思います。
正規留学生は交換留学生と比べると少なく、また、その半分以上は大学院生になると思います。
全体の日本人の数も多いので、ジャパニーズソサエティの活動も盛んと言えるともいます。日本人と非日本人の比率は大体半々くらいで、今年は週一のソーシャルに加えてハロウィンのカラオケイベントや、ランゲージエクスチェンジなども開催しています。
最後に、これから留学を志す中高生の方々にメッセージ・アドバイスをお願いします!
留学をするなら、ぜひオープンマインドで色々な人と交流してみてください。最初は、ローカルのイギリス人学生と仲良くなろうと思っていたんですが、実際に留学してみると、アジア人や日本人を含む多様なバックグラウンドの学生と交流することで、もっと有意義な人間関係が築けると感じました。ソサイエティのイベントやサークル活動に積極的に参加して、友人の輪を広げるのがオススメです。
それから、寮選びは意外と重要です。キャンパスに近い寮を選べると、通学が楽になるだけでなく、友達作りもしやすくなるので、ぜひ慎重に選んでくださいね。