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留学体験談

Northwestern University

ノースウェスタン大学

米・ノースウェスタン大学の留学体験談:前向きな学びの環境で未来に備える

シカゴ近郊に位置する全米トップクラスの総合大学ノースウェスタン大学。リベラルアーツから工学、ビジネス、ジャーナリズムまで幅広い分野での質の高い教育と最先端の研究を提供しています。大学進学のタイミングで渡米し、学業に真剣で前向きな生徒が多い中、優しく社交的な仲間と共にスキルを高め、就職活動にも意欲的に取り組んでいるKNさんの留学生活を深く掘り下げていきます。

2024/11/5
2024/11/5
KN

KNさん

Northwestern University

専攻: 経済学と神経科学(Economics and Neuroscience)

  • #正規留学
  • #2022年入学
  • #理系
  • #アメリカ

Northwestern大学入学前のKNさんの経歴について教えてください。

僕は幼稚園からインターナショナルスクールに通い始めて、小学校からは男子校のインターナショナルスクールに12年間在籍していました。進学校だったので、特別に海外経験が豊富というわけではないんですが、自然な流れで海外の大学に進学することになりました。

KNさんはなぜNorthwestern大学を選ばれたのですか?

まず、友人たちが多くアメリカの大学に進学したことや、アメリカには優れた大学が多いという理由から、僕もアメリカの大学を選びました。Northwestern Universityについては、立地の良さや美しいキャンパスがとても魅力的でした。また、自分のレベルに合っていると感じたことも理由の一つですが、さらに親友のお兄さんが卒業した大学で、評判が良いという話も聞いていたのが選択の決め手となりました。

僕はEarly Decisionという、1校のみ出願できる早期出願の方式を使って出願しました。この方式では、合格通知を受け取った場合、その大学に必ず入学する義務があるため、大学に対する強い志望を示すことができ、合格率も高くなると言われています。そういった理由から、僕はこの方法で出願しました。

Northwestern大学に出願する上での、具体的なプロセスについて教えてください。

僕はCommon Appという共通のオンライン出願システムを使いました。まず、成績証明書や課外活動の記録を提出し、人生経験に関するエッセイを書いて提出しました。多くの受験者が優れた成績を持っているので、特に課外活動のアピールに力を入れました。

IB(International Baccalaureate)の2年間のプログラムを修了していたので、その成績も提出しました。また、成績に加えて、先生が生徒の各科目で達成すると思われる予測評点(predicted grades)も提出しました。それから、SATとTOEFLのスコアも併せて提出しました。さらに、Common Appの出願に加えて、大学ごとに個別に求められるエッセイがあり、推薦状も必要でした。

Northwestern大学の校風について教えてください。

Northwestern Universityには、非常に優しくて社交的な学生が多く、みんな学業に対してとても真剣です。学生たちは勉強への意欲が非常に高くて、キャンパス全体に「勉強しよう」という前向きな雰囲気があります。

また、面接の準備やサークル活動、ネットワーキングイベントを通じて、自分のスキルを高めたり、就職活動に備えたりする学生も多いです。

実際にNorthwestern大学に行ってみて良かったと感じる点を教えてください。

Northwestern Universityの学生は、学業に対する意識が非常に高い一方で、就職活動や部活動、コンサルティングクラブ、アート系の活動など、課外活動も非常に活発です。

学生たちがお互いに理解し合い、尊重し合う文化が根付いているところも素晴らしいです。例えば、友達が予定に誘ってくれて、僕がその予定を断ることがあったとしても、彼らは僕が忙しいことを理解してくれます。友人たちは僕が勉強や就職活動で忙しいと知っていて、そのことに共感してくれるので、プレッシャーを感じることはありません。

逆に、悪かった点、もっとこうだったらよかったと思う点はありますか?

特に大きな不満はありませんが、強いて言えば、忙しさが一番の問題です。Northwestern Universityはクォーター制(4学期制)を採用しているため、ほぼ毎週のように中間試験があります。1学期分の授業内容が1クォーターに詰め込まれているように感じることも多く、忙しさを感じることがあります。さらに、多くの学生がサークル活動や課外活動に参加しているため、全体的に忙しい生活を送っている印象があります。

そして、これは大学の問題ではありませんが、冬になると気温が-15度ほどまで下がることもあり、とても寒いので、防寒対策はしっかりとする必要があります。

写真:冬のキャンパス近くの様子

大学の授業のスタイルについて教えてください。

授業のスタイルは専攻によって異なります。例えば、数学や理科の授業では、大人数の学生が教授の講義を聴くレクチャーに加えて、チュートリアルやラボが実施されます。一方で、語学の授業などはディスカッション形式が中心で、少人数で進められることが多いです。Northwestern Universityの授業は比較的短く回数を重ねるイメージで、同じ科目の授業が週に2〜3回、45分間で行われています。

キャンパスや大学の施設の雰囲気はいかがですか?

キャンパスは湖の近くに位置していて、ビーチも併設されているので、自然の中でのびのびとした雰囲気を楽しむことができます。それに加えて、Northwestern Universityは全米大学体育協会(NCAA)のDivision 1に所属しており、競争力が高く、スポーツ施設にも多額の資金が投入されています。キャンパス内には歴史ある建物と新しい建物が混在していて、美しい施設や荘厳な建物が共存しています。

写真:キャンパス近くにある湖の様子

学校外での生活環境はいかがですか?

1年目と2年目は、大学の規則に従い、キャンパス内の学生寮に住んでいました。寮は基本的にダブルルームかシングルルームで、バスルームは共同です。大学にはキャンパス内に約10の学生寮があり、生活の拠点としてとても便利です。寮には食堂があったので、自炊をすることはありませんでしたが、今年度(3年目)からは友人と一緒にアパートで生活する予定です。

またシカゴ全体の治安はあまり良くないと言われていますが、キャンパス周辺の地域には裕福な住民が多いため、比較的安全です。

大学で行っている課外活動はありますか?

僕はテニス部に所属していて、週に1〜2回練習に参加しています。それに加えて、コンサルティングや金融関連のクラブにも参加しています。

また、日本人学生会(JSA)の活動にも関わっており、現在はプレジデントを務めています。このサークルでは、食べ物関連のイベントや社交イベント、教育イベントを行っています。先日も200人以上が参加するお祭りイベントを開催しました。

在学中に、印象に残ってるイベントがあれば教えてください。

Northwestern Universityでは、多くの企業がキャンパスを訪れて、リクルートイベントが頻繁に開催されます。企業は自社の情報を提供し、学生とネットワークを構築する機会を提供してくれます。

また、毎年1回「Dillo Day」という音楽フェスティバルが開催され、学生たちが楽しむことができる文化祭のような雰囲気があります。このイベントには、有名なアーティストが出演することもあり、学生が主導で屋台が出たり、パーティーが開かれたりして、キャンパス全体が盛り上がります。

写真:大学のイベントでの様子

入学前、準備しておいてよかったこと、または準備しておくべきだったことはありますか?

成績が優れている学生が多いので、成績を重視することはもちろん大切ですが、課外活動やエッセイにも力を入れることが重要だと思います。僕のエッセイでは、習っていた日本文化に関連する生け花について取り上げました。生け花では様々な枝や花が絡み合って調和するように、僕も自分の経験と周りの人々をつなげたいという思いを綴りました。

大学での日本人コミュニティについて教えてください。

日本人学生会(JSA)があり、現在そのプレジデントを務めています。日本からの留学生は各学年に大体3人ほどおり、大学全体でも日本人学生はおよそ10人と少ないです。

最後に、これから留学を志す中高生の方々にメッセージ・アドバイスをお願いします!

好きな科目や部活、課外活動にとことん熱中してください!

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