カナダ・ブリティッシュコロンビア大学(UBC)の留学体験談:Cocohaさんが語る、カナダ留学の魅力
広大なキャンパス、多様な文化、豊かな自然が魅力のブリティッシュコロンビア大学(通称UBC)。今回は、UBCに在学中の2年生で、Sociology系の専攻を目指しているCocohaさんにお話を伺いました。中学2年生の時にカナダに訪れたことがきっかけで、UBCに憧れ、そして夢を叶えた彼女の体験談をご紹介します。
- 2024/11/5
- 2024/11/5
cocohaさん
University of British Columbia
専攻: 人物学(Sociology)
- #正規留学生
- #カナダ
UBC入学前のCocohaさんの経歴について教えてください。
東京で生まれ育ち、中学2年生の時に2週間カナダにホームステイしたことが、私の人生の転機になりました。その時にUBCのキャンパスを訪れて、もう一目惚れでしたね。それ以来、いつかこの大学に通いたいと思うようになり、海外大学を志すようになりました。
Cocohaさんはなぜカナダ・UBCを進学先として選ばれたのですか?
大学選びの時、イギリスの大学3校とカナダのUBCで迷っていました。イギリスの大学も魅力的だったんですが、日本から直接入学の場合、向こうだとファウンデーションコースを取らなければならなくて、その分学び始めるまでに時間がかかるんですよね。それに比べて、カナダのUBCは直接進学が可能でしたし、安全面でも安心感があったので、最終的にカナダを選びました。
そして、何よりもUBCは私のドリームスクールだったんです。中学2年生の時にキャンパスを訪れたとき、広大な敷地や美しい景観に圧倒されましたし、学生たちの多様性にもすごく魅力を感じました。キャンパス内を電動スクーターで移動している学生たちを見て、すごく自由で楽しそうな雰囲気が伝わってきて、『ここで学びたい!』って強く思いました。それが今でも変わらず、UBCを選んで本当に良かったと思っています。
実際にUBCに行ってみて良かったと感じる点を教えてください。
UBCの一番の魅力は、毎日が本当に刺激的だということです。学生たちのバックグラウンドがとても多様で、いろんな視点や考え方に触れることができるので、自然と自分の視野も広がります。どんな性格の人でも、きっと自分と気の合う仲間が見つかると思いますし、それが学びの面でも生活の面でもプラスになっています。
もう一つのおすすめポイントは、キャンパス内の自然の豊かさです。モダンな施設と自然がうまく調和していて、忙しい毎日の中でもリフレッシュできる環境が整っています。広大な緑の中を歩くと、それだけで気持ちが落ち着くんですよね。
そして、UBCはサポート体制がとても充実しています。最初の1年は初めての海外生活で不安もありましたが、学校の教授やサポートデスクに相談すると、いつも親身になって話を聞いてくれて、必要なサポートをしてくれました。アカデミックな面だけでなく、私生活の問題にも気軽に相談できる環境があるので、安心して学生生活を送ることができています。
逆に、悪かった点、もっとこうだったらよかったと思う点はありますか?
まず、寮の数が少ないことがちょっと大変ですね。1年生の時は確実に寮に入れるんですけど、2年生以降は倍率が高くて、希望する寮に入れないことも多いんです。だから、早めに住む場所を探さないといけないのが少し不便だと感じています。
あと、キャンパス内にはスーパーやレストランが点在しているんですが、どこも少し値段が高めなんです。外食や買い物をする度に、ちょっとした出費が積み重なってしまうのは困りものですね。
最後に、キャンパスがとにかく広いので、授業と授業の間の移動が大変です。授業が離れた建物で連続していると、時間ギリギリになってしまうこともあって、移動するだけで疲れてしまうこともあります。それでも、広大なキャンパスの魅力には変わりないんですが。
UBCの1日のスケジュールについて教えてください
UBCでの平日のスケジュールはこんな感じです。朝6時に起きて、まずは少し勉強してから朝ごはん。その後、また少し勉強をしてから授業に向かいます。1日に大体3コマくらい授業があるので、午前中の授業を終えたら友達と一緒にランチをして、午後の授業へ。授業の間の隙間時間には、図書館に行って自習をすることが多いですね。
夜は、お弁当を作って友達と図書館に向かい、夜遅くまで勉強することもあります。周りもみんな頑張っているので、自然とモチベーションが上がります。忙しいけど、充実した1日を過ごせるのがUBCでの生活の魅力です。
キャンパスや大学の施設の雰囲気はいかがですか?
桜の木や紅葉の木などたくさんの並木道があって自然を感じられるキャンバスです!
図書館もいくつもあって、全体が窓になってて自然光がいっぱい入ってくる図書館や、ハリーポッターの部屋をイメージされてつくられた落ち着いた感じの木がメインの図書館など、充実しています。そのほかにも、ジム、ガーデン、ミュージアムなど、様々な施設があって魅力的です。
UBCの授業のスタイルについて教えてください
UBCの授業は、クリエイティブで実践的なスタイルが特徴です。例えば、ウェブサイトを作ったり、GIFを作成するような授業があって、ただ理論を学ぶだけでなく、実際に手を動かして何かを作り上げる機会が多いんです。こういった実践的なアプローチがあると、学んだことがすぐに自分のスキルとして身につくので、とても楽しいし役に立ちます。
さらに、教授との距離が近いのもUBCの良さだと思います。授業中はもちろん、Office Hoursなどを利用して気軽に質問や相談ができる環境が整っているので、疑問に思ったことや困ったことがあればすぐに解決できるんです。
大学外での生活環境はいかがですか?
UBCでの生活は、キャンパス内だけでなく学校外でもいろいろと楽しみがあります。1年生の時には、大学対抗のスポーツ大会を友達と観戦しに行ったり、図書館で一緒に勉強したりと、充実した時間を過ごしました。また、バンクーバーからアメリカへのアクセスも良いので、休日には気軽に小旅行に出かけることも多いです。ちょっとした旅は、気分転換にもなって楽しいですね。
ただ、バンクーバーの街の治安については少し注意が必要です。エリアによって治安の良し悪しがあるので、特に夜は気をつけた方が良いかもしれません。女性が一人で夜に歩くのは少し難しい場面もあるので、出かける時はなるべく友達と一緒に行動するようにしています。
それでも、バンクーバーの街はとても魅力的で、特にハロウィンやクリスマスの時期はイベントがたくさんあって、街全体が華やかなムードに包まれます。そうしたイベントに参加すると、地元の文化を感じることができて、本当に楽しいです。留学中の素敵な思い出がたくさんできました。
在学中に印象に残ってるイベントはありますか?
UBCで特に印象に残っているイベントの一つは、学生会館で行われたパーティーです。著名な歌手やラッパーが招かれて、キャンパス全体が音楽と熱気で包まれるような感じで、とても盛り上がりました。普段の勉強の合間にこうしたイベントがあると、リフレッシュできるし、友達と一緒に楽しむ時間も増えて、とても良い思い出になっています。
もう一つ印象に残っているのが、大学のFreshman’s Welcome Lectureです。これは入学生向けのセミナーで、4年間の大学生活にどう向き合っていけば良いのかを教えてくれるんです。特に親やサポートしてくれる人への感謝の気持ちを忘れないことや、自分の環境を大切にすることを強調していて、心に響きました。初めての海外生活で不安もありましたが、このレクチャーを受けたことで、前向きな気持ちでスタートを切ることができたと思います。
入学前、準備しておいてよかったこと、または準備しておくべきだったことはありますか?
入学前に英語の勉強をしっかりしておいて本当に良かったと思います。日本の大学受験のために通っていた英語塾で基礎を固めて、最後の1年はネイティブの先生に教えてもらっていました。そのおかげで、リスニングやリーディングのスキルはかなり自信を持って入学できたと思います。
ただ、アウトプットに関してはもう少し事前に練習しておけば良かったなと感じています。特にネイティブの人ともっと会話をする機会を増やしておけば、最初の頃の抵抗感が少し軽減されたかもしれません。英語のスピーキングに慣れるのは大事ですね。
また、高1からTOEFL対策を始めていたので、出願時に焦ることなく余裕を持って準備できました。早めに対策を始めたおかげで、勉強のスケジュールが後手に回ることなく、自分のペースで進められたのが良かったと思います。これから留学を考えている人にも、早めの準備をおすすめします。
最後に、これから留学を志す中高生の方々にメッセージ・アドバイスをお願いします!
これから留学を考えている方に伝えたいのは、若いうちにしか挑戦できないことがたくさんあるということです。失敗を恐れずに色々なことに飛び込んでみてください。たとえ失敗しても、今の時期なら周りがサポートしてくれるので、それを怖がらずにチャレンジできるのはとても大きなチャンスだと思います。
また、留学は語学を学ぶだけが目的ではありません。自分の身を今までとは違う環境に置くことで、多くのことを学べますし、自分の視野が広がります。新しい文化や価値観に触れることで、自分自身の成長にも繋がるので、ぜひ勇気を持って新しい世界に飛び込んでみてください!