logo

留学体験談

University of California, Berkeley

カリフォルニア大学バークレー校

米・カリフォルニア大学バークレー校の留学体験談:UCバークレーで挑む、夢と成長の時間

カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley, 通称UC Berkeley)は、学問、文化、活動すべてにおいて豊かな歴史と自由な校風で知られ、多くの学生が世界中から集まります。映画とメディアを専攻する正規生のDakkyさんも、そんなバークレーの魅力に惹かれて編入を決意しました。日本大学を中退し、Santa Monica Collegeを経てバークレーに編入した彼の、刺激的でチャレンジに満ちた日々について伺いました。

2024/11/9
2024/11/15
Dakky

Dakkyさん

University of California, Berkeley

専攻: Film & Media Study

  • #正規留学生
  • #コミカレ経由
  • #大学編入
  • #アメリカ

カリフォルニア大学バークレー校入学前のDakkyさんの経歴について教えてください。

私は高校卒業まで日本で生活し、その後、日本大学に進学しましたが、2年目を終えた時点で映画を学びたいと思い、自ら退学を決意しました。そしてアメリカに渡り、Santa Monica Collegeに1年生から入学しました。2020年にコミュニティカレッジで学び始め、目指すはカリフォルニア大学編入でした。2022年夏、ついにUniversity of California, Berkeleyに3年次として編入し、念願の映画・メディア専攻をスタートさせました。

Dakkyさんはなぜカリフォルニア大学バークレー校を選ばれたのですか?

元々はSanta Monica Collegeが提携しているUC系列の中で進学先を考えていました。映画学を学ぶことが目標でしたが、ただの専門分野に留まらず、さまざまな分野で強みを持つ総合大学で自分の可能性を広げたいと思いました。バークレー校は社会学をはじめ、多くの分野で世界トップの評価を受けている大学ですし、アメリカでも非常に幅広いネットワークがあるので、自分のキャリアや人脈作りにも最適だと考えました。

カリフォルニア大学バークレー校に出願する上での、具体的なプロセスについて教えてください。

出願にはUC編入時に共通で提出するEssayが必要で、さらにSanta Monica Collegeと日本大学での成績もGPAに加えられました。また、バークレー校はGPAよりもリーダーシップや主体性を重視するため、課外活動でのリーダーシップ経験が求められました。人と協力して達成した経験や、自分が積極的に何かを成し遂げた経験が特に評価される印象でしたね。

カリフォルニア大学バークレー校の校風について教えてください。

バークレーは本当に『自由』です。学生たちはそれぞれのペースで学んでいて、できる人とできない人の差が大きいのも特徴ですね。大学側は多様なリソースを提供してくれますが、それを活かせるかどうかは学生の努力次第です。能動的に動いてチャンスをつかむ姿勢が求められる場所です。

実際にカリフォルニア大学バークレー校に行ってみて良かったと感じる点を教えてください。

まず、ここで得た仲間は一生の財産です。同じ目標を持つ友人たちや起業を目指す仲間が多く、彼らと切磋琢磨しながら、夢を一緒に叶えたいと思える人々に出会えたことが何より嬉しいです。バークレーは授業や課外活動を両立しやすく、いろいろなことに積極的に取り組めるのも大きな魅力です。

キャンパスは緑が多くて落ち着く環境なのも良いですね。サンフランシスコまで車で20分で行ける距離なので、都会の利便性も楽しめます。また、学生の抗議や自主性を尊重する風潮があり、教授に相談すれば親身に対応してくれます。

さらに、日本人会の存在もとても心強いです。Cal Japan Clubは就活支援イベントが豊富で、そこで築いたネットワークが後の就職活動にも役立っています。

逆に、悪かった点、もっとこうだったらよかったと思う点はありますか?

治安があまり良くない点には注意が必要です。銃声が聞こえることもあり、ホームレスや大麻文化、ストライキやデモが頻繁に見られるのもバークレーならでは。さらに、周辺には危険な地域もあり、少し緊張感を持って生活しています。

大学の授業のスタイルについて教えてください。

クラスは20〜30人程度のものもあれば、200人を超える大講義もあります。教授との距離が近く、クラスのどの学生も名前を覚えてもらえることが多いです。積極的に発言するスタイルが求められ、グループワークも頻繁にあります。学業は厳格に採点されますが、留学生にも配慮がある雰囲気です。

キャンパスや大学の施設の雰囲気はいかがですか?

施設は古さが目立ちますが、24時間営業の図書館や学生用のジムなど、サポート体制は整っています。テスト期間中は図書館が混雑し、緊張感が漂いますが、集中して学べる環境です。ジムにはアスリート専用と学生用があり、一般の学生も気軽に利用できます。

学校外での生活環境はいかがですか?

バークレーの生活環境は、基本的には便利で満足しています。車を持っているので自由に動けますが、車がなくてもキャンパス周辺で生活に必要なものはほとんど揃います。サンフランシスコまでは車で20分ほどなので、都市の利便性を感じつつも、落ち着いたキャンパスライフを楽しめるのが魅力ですね。

住居に関しては、Evans Manorという学生にはあまり知られていない物件があり、そこは賃料が月835ドルと比較的安価です。オンラインには情報が載っていない物件ですが、日本人のコミュニティの情報ネットワークで教えてもらいました。日本人なら審査もスムーズに通りやすいようです。

Dakkyさんが大学で行っている課外活動はありますか?

いくつかの課外活動に参加しています。まず、Cal Japan Clubという日本人会に所属していて、日本文化に関心のある学生や、日本語を話せる学生と多く交流しています。Cal Japan Clubでは、ハロウィンパーティーやベイエリアでの交流会、学期末のパーティーなどが開催され、アメリカ人や日本人、また他の留学生ともつながる機会が多いので、とても有意義な場です。

また、Cal Badminton Clubにも所属していて、テニスやバスケットボール、バレーボールなども友人と一緒に楽しんでいます。バークレー校にはスポーツ施設が充実しているので、ジムやグラウンドで手軽に活動できるのが良いですね。

さらに、学業に関連して、IT系、人材系、メディア系の3つのオンラインインターンにも取り組んでいます。これらのインターンは長期で、実際に企業と関わりながらのプロジェクトを担当することが多く、学んだことをすぐに実践できる良い機会です。インターンを通じて実務スキルを高められるので、将来のキャリアにも役立つと感じています。

在学中に、印象に残ってるイベントがあれば教えてください。

印象に残っているイベントは、いくつかあります。まず、バークレー校ならではのユニークなイベントとして『Naked Run』があります。これは図書館で、試験期間中のストレスを発散するために、裸で走り回る学生が出現するイベントで、見ている側も参加する側も一体感が生まれて、バークレーらしい自由な雰囲気を感じますね(笑)。

もう一つ、4月20日の『420(フォー・トゥエンティ)』という大麻に関するデーがあります。この日は世界的にも大麻文化を祝う日とされていて、バークレー校でもMemorial Gladeが大勢の人で埋め尽くされ、独特な盛り上がりを見せます。大麻が合法化されているカリフォルニアならではの文化に触れる貴重な機会だと思います。

また、Cal Japan Clubのイベントも忘れられません。ハロウィンパーティーやベイエリア交流会、学期末のエンド・オブ・セメスターパーティーなどがあり、日本に興味のある人や日本語を話す学生と幅広く交流できるのが魅力です。特に、卒業時には後輩たちが大学全体を使った街ブラ謎解きイベントを企画してくれて、キャンパス内外で友人と楽しみながら思い出を作ることができました。

入学前、準備しておいてよかったこと、または準備しておくべきだったことはありますか?

大学レベルのエッセイの書き方は事前に学んでおいて本当に役立ちました。コミュニティカレッジではエッセイの要求がそれほど高くない場合もありますが、バークレーではエッセイが学業評価の大きな部分を占めます。大学入学後にすぐ対応できたのは、エッセイの書き方を事前にしっかり学んでいたからだと思います。

また、英語力、特にスピーキングの練習はもっとしておいて正解でした。アメリカでは自分から意見を発信しないと何も始まらないので、授業や活動に積極的に参加するためにも、しっかり意見を伝えられる力は必要でしたね。

さらに、スポーツ系の趣味があったのも大きな助けになりました。英語が完璧でなくても、スポーツを通じて友達を作ることができました。自分の経験からも、共通の趣味や活動は友人関係を築く上でとても役立つと感じています。

加えて、リーダーシップ経験など、日本でアルバイトを通して得た様々な経験も準備しておいてよかったです。バークレーのような環境では、英語だけでは武器にならないことが多いので、他のスキルや経験を自分の強みとして持っておくことが大切だと感じました。

大学での日本人コミュニティについて教えてください。

大きく分けて2つのコミュニティがあります。1つは『Cal Japan Club』です。日本語話者が多く在籍しており、日本人同士の交流や、日本に興味を持つアメリカ人との交流も積極的に行っています。イベントも充実していて、ハロウィンパーティー、ベイエリア交流会、学期末のパーティーなど、さまざまな集まりを通じてコミュニティが強化されています。また、Cal Japan Clubは就活支援イベントも多く開催しており、日本語話者向けの情報共有や企業とのネットワーキングの機会も提供しているので、日本人学生にとって心強いサポートが得られる場です。

もう1つは『Nikkei Student Union』です。こちらは日系の学生が中心で、日本語話者は少なく、日本語を話さず英語のみで交流したい人に適しています。日本語を使いたくない留学生や、日系アメリカ人とつながりたい学生にとって良いコミュニティだと思います。時々、Cal Japan Clubと協力してイベントを行うこともあり、異なるコミュニティ同士での交流も楽しめます。

最後に、これから留学を志す中高生の皆さんにメッセージ・アドバイスをお願いします!

私自身、高校3年の夏時点では英語の偏差値が30程度でしたが、それでも留学を通して夢を追い、卒業までたどり着くことができました。英語が得意かどうかは海外で成功するための条件ではありません。むしろ大切なのは、自分の強みや挑戦したいことを見つけ、それを活かして新しい環境でどう成長していくかです。留学先では、最初は失敗も多く、苦しい日々を経験することもあるかもしれませんが、その先に自分の可能性が広がると信じてください。

全力で4年間駆け抜けることで、かけがえのない思い出と、自分だけの強みが必ず残ります。もし今はまだ自分の武器が見つからなくても、留学を通じてそれを探しに来てほしいと思います。新しい挑戦を怖がらず、自分の可能性を試し、世界に向けて名を残すつもりで臨んでください。応援しています!

現役TOP海外大生による留学サポート、
本格始動!

海外大学への進学を考えていますか?留学に興味があるけれど、どこから始めればいいのか分からない…そんな方に向けて、RyuPassは現役留学生や留学経験者によるサポートサービスを 提供しています。

サポートへ申し込む