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留学体験談

University of Melbourne

メルボルン大学

豪・メルボルン大学での留学体験談 – 動物学を学ぶKeikoさんへのインタビュー

オーストラリアの名門校、メルボルン大学(University of Melbourne)は、世界中から学生が集まる多様性豊かな大学。動物科学を専攻するKeikoさんが、なぜこの大学を選び、どのような学生生活を送っているのか。学びの魅力やメルボルンでの暮らしについて、そのリアルな体験を語っていただきました。

2024/12/3
2024/12/3
Keiko

Keikoさん

University of Melbourne

専攻: 動物学(Zoology)

  • #正規留学生
  • #2022年入学
  • #理系
  • #オーストラリア

メルボルン大学入学前のKeikoさんの経歴について教えてください。

大学入学までは生まれも育ちも日本で、小学校は地元の公立校、中高は私立の中高一貫校に通いました。私の学校は、国際色が強めの学校で、バイリンガルで授業を受けるスタイルで高校にはIB(国際バカロレア)コースも受講していました。

あと、私は中3から高1の間に1年間、オーストラリアのアデレードで私費の交換留学を経験しました。この経験があったので、いつか高校卒業後もオーストラリアに戻りたいなという想いがずっとあり、留学を志しました。

Keikoさんはなぜオーストラリア・メルボルン大学を進学先として選ばれたのですか?

オーストラリアを選んだ一番の理由は、3年間で学位が取れること。1年少ない分、学費の負担が軽くなるのが魅力的でした。また、オーストラリアの大学は奨学金申請もエッセイなどの提出がいらず、高校の成績のスコアだけで申請できるんです。殆ど手間をかけずに奨学金に申請でき、ありがたいことにメルボルンからは奨学金も頂けたので、進学を決心しました。

メルボルン大学に出願する上での、具体的なプロセスについて教えてください。

オーストラリアへの出願はシンプルで、メルボルン大学のポータルサイトを通じて申請しました。エッセイは必要なく、成績スコアのみで手続きが完了しました。TOEFLのスコアも提出しましたが、特に複雑な手続きはなく、スムーズに進んだ印象です。

メルボルン大学の校風について教えてください。

メルボルン大学の学生はみんな、自分の興味をしっかり持ってメジャーを選んでいるからか、授業にとても積極的で、話が合う人が多いです。ディスカッションも熱心で、みんなの学ぶ意欲の高さに刺激を受けています!

特に印象的なのは、年齢やバックグラウンドの多様性です。同じ学士課程でも年上の学生がいる一方で、マレーシアやインドネシアからの飛び級で入学している17歳くらいの学生もいて、本当にいろんな人がいます。国籍だけでなく、年齢や経験の面でもダイバーシティを感じられる環境ですね。でも、全体的には年齢や背景を気にせず、みんなフランクに話してくれる雰囲気が好きです。もちろん、メジャーによって雰囲気が違う部分もありますが、このダイバーシティの中で学べるのがメルボルン大学らしさだと思います。

実際にメルボルン大学に行ってみて良かったと感じる点を教えてください。

メルボルンの街やキャンパスでの生活面の快適さはよかったですね。メルボルンは本当に住みやすい街で、人も親切だし、何より食べ物がとても美味しいんです!日々の生活が楽しくて、すぐに馴染むことができました。

勉強面でも期待以上でした。3年間という短い期間なのに、授業はとても本格的で専門的です。特に感動したのは、先生が自分の教科書や論文を使って授業を進めてくれること。まるで学部生の段階から研究の世界に触れているような感覚で、学ぶ意欲がどんどん湧いてきます。こういった環境で勉強できるのは、本当に恵まれているなと感じます!

逆に、悪かった点、もっとこうだったらよかったと思う点はありますか?

メルボルン大学は規模が大きいので、教授と直接やり取りする機会が少ない点が少し残念でした。特に講義は300人規模の大人数で行われることもあり、一人ひとりが深く関わるのは難しいです。ただ、その分セミナーや少人数のクラスでは濃い議論ができるのですが、やっぱり教授との距離は遠いと感じることがあります。

また、学生同士の交友関係を築くのもちょっと大変でした。みんなフレンドリーで優しいのですが、表面的なつながりで終わってしまうことが多く、深い関係を築くのに苦労しました。全体的にそういう風潮があるのかなと感じましたね。だからこそ、自分から積極的に話しかけたり、関係を深める努力が必要だと感じました。ちょっと大変ですが、そういった環境だからこそ得られるものも多いと思っています!

メルボルン大学の授業のスタイルについて教えてください

メルボルン大学の授業は1学期に4つのサブジェクトを履修するのが基本です。それぞれ毎週、大人数でのレクチャーと少人数のプラクティカルやセミナー、ラボが組み合わさっています。講義は300人規模のこともあり、教授との距離を感じることがありますが、少人数のクラスでは深い議論ができるので、その点はバランスが取れていると感じます。

ただ、教授との直接的なやりとりは自分から積極的に動かないと難しい部分があります。また、ワークロードが多いのも特徴で、自分で時間をしっかり管理しないと課題が溜まってしまいます。コロナの影響で、オンライン形式のレクチャーが続いている科目も多く、自主性が求められる場面が多いです。時間をうまくマネージできないとテスト期間がかなり大変になるので、計画的に進めることが大切だと実感しています。

メルボルン大学のキャンパスや施設の雰囲気はいかがですか?

メルボルン大学のキャンパスは、全体的にコンパクトなサイズ感で、どこにでも徒歩で移動できるのが便利です。歴史ある古い建物が多く、まるでハリーポッターの世界にいるような雰囲気を味わえます。キャンパス内には芝生や木がたくさんあり、天気の良い日には芝生の上で勉強している学生も多く、自然豊かな環境がとても心地いいです。

施設面でも充実していて、ラボや講義室だけでなく、ジムやスポーツ施設なども揃っています。キャンパス内にはカフェがたくさんあり、時間を潰したり友達とお茶をしたりするのにも最適です。さらに、フードコートは最近改装されて綺麗になっており、食事を楽しむ環境も整っています。こうした施設があることで、学業だけでなくリラックスした時間を過ごすことができるのが魅力です。

メルボルン大学での寮事情はいかがですか?

メルボルン大学が運営する寮は少ないですが、街中には学生用のサービスアパートや寮のような施設がたくさんあります。ほとんどの学生がそういった場所に住んでいます。ただ、ハウジングコストは高めで、家賃は週4〜5万円が一般的です。それでもシェアハウスでの金額なので、一人暮らしを希望する場合は週6万円以上はかかることが多いです。家賃が毎年上がるため、引っ越しを繰り返している学生も多いのが現状です。

メルボルンでの生活環境はいかがですか?

メルボルンの街自体はとても住みやすく、港町らしい魅力があります。キャンパス周辺の都心エリアは高層ビルが立ち並び都会的な雰囲気ですが、少し離れると大きな公園がたくさんあり、自然を感じられます。公園ではカラフルな鳥を見かけることも多く、休日は街中の公園でのんびり過ごすのがお気に入りです。都会と自然がバランスよく共存しているところがメルボルンの魅力だと思います。

在学中に特に印象に残ってるイベントはありますか?

メルボルンで一番印象に残っているのは、毎週水曜日に開催されるナイトマーケットです。街の市場が会場となり、町中のレストランが屋台を出していて、食べ歩きが楽しめます。お祭りのような雰囲気で、すごく賑やかです。また、テーマが定期的に変わるので、例えばヨーロッパナイトやアジアンナイトなど、毎回新しい楽しみ方ができます。

もう一つ思い出深いのは、毎年2月と7月の学期始めに行われるオリエンテーションウィークです。このイベントでは、大学内のクラブやサークルがブースを出して新入生を勧誘します。キャンパス全体がお祭りのような雰囲気になり、新しい友達を作ったり、自分の興味に合ったクラブを見つけたりする良い機会でした。

メルボルン大学入学前、知っておくべきだったことはありますか?

オーストラリアに行く前は、正直オーストラリア人ばかりの環境だと思っていたので、実際に行ってみてアジア人の学生が思った以上に多かったのは驚きでした。もちろん、それ自体は悪いことではなく、むしろ馴染みやすかったのですが、事前に知っていれば心の準備ができていたかもしれません。

また、学校の規模感や授業のサイズ感についてもあまり考えずに進路を決めたので、入学後に「人が多い」「教授との距離が遠い」と感じることがありました。進路を選ぶときに、こういった点も調べておけばよかったなと思います。

メルボルン大学での日本人コミュニティについて教えてください。

メルボルン大学には日本人が意外と多く、正規留学生は一学年に15〜20人ほどいる印象です。特に交換留学生の割合が高く、全体で見れば100人以上はいると思います。また、大学には「Melbourne University Japanese Club」という日本人コミュニティがあります。このクラブには日本人だけでなく、日本文化に興味を持つ現地の学生も多く参加しており、文化クラブ的な要素が強いです。

最後に、これからメルボルン大学を志す中高生の方々にメッセージ・アドバイスをお願いします!

メルボルンは本当に住みやすい街です。人も優しくてフレンドリーだし、美味しい食べ物もたくさんあって、すぐに馴染めると思います。勉強は確かに大変な部分もありますが、実際に住み始めると楽しいことがたくさん待っています!

あまり考えすぎず、一歩踏み出してみてください。留学は不安も多いかもしれませんが、実際に行動してみると新しい世界が広がるはずです。メルボルンでの生活はきっと素晴らしい経験になるので、ぜひチャレンジしてみてください!

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