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留学体験談

University of New South Wales (UNSW)

ニューサウスウェールズ大学

豪・ニューサウスウェールズ大学(UNSW)での留学体験談:多文化と共に過ごすシドニーでの学生生活

シドニー大学と並び、オーストラリアでも有数の名門校として知られるニューサウスウェールズ大学(通称UNSW)。シドニー郊外に位置するでUNSWで国際関係学を学ぶNorikoさんに、大学生活のリアルな魅力やキャンパスでの出来事について伺いました。UNSWがもつ多様性や、シティライフとキャンパスライフが交差するシドニーでの生活について、彼女の体験談をご紹介します。

2024/11/4
2024/11/4
Noriko

Norikoさん

University of New South Wales (UNSW)

専攻: 国際関係学(International Studies)

  • #正規留学生
  • #2023年入学
  • #文系
  • #オーストラリア

UNSW入学前のNorikoさんの経歴について教えてください。

私は生まれはシドニーで、5歳までオーストラリアにいました。その後、日本に戻り、小学校は湯河原の公立校に通いましたが、中学からはバイリンガル教育の学校に進学し、日本語と英語の両方で授業を受ける日々でした。高校ではIBプログラムを選び、授業の大半が英語で行われていたため、海外進学を念頭に置くようになりました。将来の働く場所も日本ではなく、海外を希望していたので、オーストラリアの大学に進学することに決めました。

Norikoさんはなぜオーストラリア・UNSWを進学先として選ばれたのですか?

オーストラリアの国籍を保有していたので、金銭面を考えてもオーストラリアでの進学が現実的でした。UNSWかシドニー大学かで迷いましたが、シドニー大学は私立校出身のエリート層が多いイメージで、よりオープンな雰囲気のUNSWの方が自分に合うと思ったんです。実際にキャンパスを訪れた際、UNSWはキャンパスが一つにまとまっていて、学生同士の距離も近い印象を受けました。一方、シドニー大学は街中に点在しているため、少し散漫な印象を感じました。こうした理由で、UNSWに進学を決めました。

UNSWに出願する上での、具体的なプロセスについて教えてください。

UNSWの出願は結構簡単でした!オーストラリアの大学は基本的に成績のみで合否が決まるので、私はIBの点数を提出するだけで済みました。1月下旬に出願して、2月中には合否の通知がメールで届きました。UNSWはオーストラリアで唯一3学期制を導入している大学で、2月、5月、9月に入学のタイミングがあります。私は2月に入学することを選んだので、高校卒業後、10ヶ月ほど進学まで時間がありました。

UNSWの校風について教えてください。

UNSWは多国籍で、多様性が本当に豊かです。学生の間では、国籍や文化の違いが当たり前のように受け入れられているので、自分が「浮いている」と感じることはほとんどありません。特にアジア出身の学生が多く、心地よい環境です。キャンパスが一つにまとまっていることもあり、授業の空き時間に友人と一緒に勉強したり、ご飯を食べたりすることが多いです。全体的にオープンで親しみやすい雰囲気が漂っています。

実際にUNSWに行ってみて良かったと感じる点を教えてください。

はい、大学のサポート体制には特に感心しました。図書館の下に設置されているStudent Hubでは、専任のカウンセラーが常駐しており、授業の組み方や学業に関する相談が可能です。また、テクノロジー系のサポートも充実しており、直接対面で支援を受けられるサービスカウンターが各分野で整備されている点も魅力的です。

寮生活についても、予想以上に快適でした。海外の寮ということで不安もありましたが、毎日掃除が入り、セキュリティもしっかりしていたため、安心して過ごすことができました。寮によって住んでいる学生の雰囲気が異なり、私が選んだ寮ではオープンでフレンドリーな学生が多く、留学生と現地生のバランスが良かったです。

また、新たに導入された「Short Extension」制度は、学生のニーズに応じた柔軟な対応を可能にしており、課題の提出期限を簡単に延ばすことができる点も良かったです。これにより、風邪を引いた際でも、無理をせずに済むようになりました。大学が学生の意見を取り入れ、改善を進める姿勢にも好感が持てました。

逆に、悪かった点、もっとこうだったらよかったと思う点はありますか?

正直ほとんどないんですが、唯一気になる点を挙げると、3学期制による弊害ですね。他の大学は基本2学期制なので、学期や休みのタイミングが合わないのはもどかしいです。例えば、シドニー大学の友人と一緒に試験勉強をしたり、旅行に行ったりするのが難しいです。その点では、少し不便だと感じることもあります。

UNSWの授業のスタイルについて教えてください

UNSWでは1学期に2〜3のモジュールを受講します。各モジュールは、週に1回のレクチャーとセミナーで構成されていて、レクチャーは教授が一方的に講義を行い、対面でもオンラインでも参加可能です。

セミナーは20〜30人規模のクラスで、レクチャーで学んだ内容や課題のリーディングについてディスカッションし、理解を深める時間です。科目によっては、学期の最後に”Simulation”という実践的な授業もあります。例えば、震災対策について学んだ際には、災害時にどう対応するかをシミュレーションする実習があり、学んだ知識をリアルに応用する経験ができました。

キャンパスや大学の施設の雰囲気はいかがですか?

UNSWのキャンパスは広大で、自然に囲まれた環境がとても気に入っています。敷地が一箇所にまとまっているので、典型的な大学キャンパスの雰囲気が楽しめますね。シドニー大学は都心部にあるので、UNSWの開放的な緑の多いキャンパスとは対照的です。

施設面も充実していて、図書館はキャンパス内に2つあり、特にテスト期間には24時間開放されるので、夜遅くまで勉強したいときに便利です。学食も充実していて、フードコートが3箇所あり、質も高くバラエティ豊かです。ただ、学割がなく少し割高なのが難点ですね。ジムや運動場も充実していて、私が入学してから新しいグラウンドもできました。

コロナ明け以降、大学内での改装が進んでいて、新しい施設や食堂が増え、UNSWはどんどん発展していると感じます。

大学外での生活環境はいかがですか?

1年目は多くの学生がキャンパス内の寮に入るのですが、UNSWのキャンパスはセキュリティーが常にいるのでとても安心して生活できます。キャンパス外に住む学生も多く、仲の良い友人とシェアハウスをするのが一般的です。私も今はシドニー市内でアパートを借りて暮らしています。

キャンパスから徒歩20分で海にも行けるので、休日には海辺のカフェで勉強することもあります。シドニーの中心地もキャンパスから20分ほどでアクセスでき、シティライフとキャンパスライフを両立できるのがUNSWの大きな魅力ですね。

在学中に印象に残ってるイベントはありますか?

UNSWでは毎学期の始めに「Open Week」という新歓ウィークがあり、大学が力を入れている行事の一つです。クラブやソサエティの勧誘フェアが開かれ、各学部でキャリアに関する講演会も行われます。Open Weekは3学期制のおかげで年に3回開催されるので、入学時に入らなかったクラブにも2学期目や3学期目から参加することができるんです。私も実際2学期目に新しいサークルに所属したりと、新しいことにチャレンジをしています。

寮同士のイベントもあり、特に印象的だったのはダンス対抗戦です。寮ごとにチームを組んで競い合い、スポーツ対抗戦も定期的に開催されるので、寮生同士の絆が深まり、寮生活がより充実しました。

入学前、準備しておいてよかったこと、または準備しておくべきだったことはありますか?

事前に現地での生活に必要なことを調べておくと、引っ越しがスムーズに進むと思います。例えば、現地の銀行口座の開設方法や携帯のSIMの購入方法についてあらかじめ情報を得ておけば、到着後の生活が格段に楽になります。私ももっと調べておけば良かったと感じたので、これから留学する方にはおすすめしたいですね。

大学での日本人コミュニティについて教えてください。

UNSWには日本人の学生も多く、正確な人数はわかりませんが、体感では1学年に50人ほど日本人の正規生がいると思います。また、日本の大学からの交換留学生も多く、キャンパス内でよく見かけます。

Nippon Student Association(NSA)という日本人学生と日本に興味がある学生たちのためのコミュニティもあります。日本文化に興味がある現地の学生とも交流できるので、頼りになる存在ですね。

最後に、これから留学を志す中高生の方々にメッセージ・アドバイスをお願いします!

UNSWはとてもアットホームな雰囲気で、自然も近くにあり、シティライフも同時に楽しめる大学です。キャンパスライフとシティライフのバランスをうまく取りたいと考えている方にはぴったりの環境だと思います。ぜひUNSWを留学先の候補として検討してみてくださいね!

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