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留学体験談

University of Sydney

シドニー大学

シドニー大学の留学体験談:Yamatoさんのストーリー

オーストラリア最古の大学で160年以上の歴史と伝統を持つ名門校、シドニー大学。キャンパスは、伝統的な建物と豊かな自然が調和する美しい環境です。そこに通うYamatoさんは、異国の地での大学生活を楽しみながら、社会学と国際関係学をダブル専攻で学んでいます。小さい頃から英語に触れて育ち、大学進学を機にオーストラリアを選んだ理由とは?シドニー大学の魅力や、現地での生活について、Yamatoさんのリアルな留学体験を伺いました。

2024/10/18
2024/10/21
Yamato

Yamatoさん

University of Sydney

専攻: 社会学・国際関係学(BA Sociology and International Relations)

  • #正規留学生
  • #2023年入学
  • #文系
  • #オーストラリア

シドニー大学入学前のYamatoさんの経歴について教えてください。

僕は小中高とずっと日本の学校で学びました。幼稚園から英語の勉強を始めていて、インターナショナルスクールではありませんでしたが、バイリンガル教育を受けながら育ちました。高校ではIB Diplomaを取得し、国際的なカリキュラムを通じて幅広い知識と視点を養うことができました。こうした経験を生かしたいと思い、日本から直接シドニー大学へ進学しました。

Yamatoさんはなぜオーストラリア・シドニー大学を進学先として選ばれたのですか?

シドニー大学を選んだ理由はいくつかあります。まず、小中高で英語を学んできたので、英語を活かして勉強できる環境を探していました。海外の大学は規模が大きく、特にシドニー大学では社会学の分野が強いので、研究用のケーススタディを実体験を通じて学べる点が魅力的でした。また、就職を考えた時に、海外の大学のネームバリューが日本国内でのキャリアにも役立つと感じたことも大きかったです。

当初は日本の大学とも迷いましたが、アメリカやイギリスの大学と日本の一般入試を並行して進めるのが難しく、学期のスタートがずれているオーストラリアの大学が現実的な選択肢になりました。日本の受験が終わった3月からでも出願が間に合った点も助かりました。社会学をしっかり学びたいという希望に合う大学として、シドニー大学を選びました。僕は日本から直接シドニー大学に出願しました。、TOEFLのスコアとIBの成績を使いました。

シドニー大学に出願する上での、具体的なプロセスについて教えてください。

オーストラリアの大学への出願では、奨学金申請などの特別な場合を除いて、エッセイの提出は求められません。そのため、自己アピールのエッセイは書かずに、必要な書類とスコアを揃える形で進めました。出願は3月ごろに行い、大学からの合否通知は4月ごろに届いて無事に進学が決まりました。

実際にシドニー大学に行ってみて良かったと感じる点を教えてください。

シドニー大学に通って感じた良かった点はいくつかあります。まず、キャンパスの環境がとても素晴らしいです。伝統的な建物が並びながらも、緑が豊かで自然を感じられる場所です。また、シティーが徒歩10分ほどの距離にあり、キャンパスライフとシティーライフの両方を楽しめるのも魅力的です。大学の勉強に集中しながら、気分転換に街へ出かけることができるのは、とても便利でした。

もう一つ良かった点は、Student Centreのサポートが充実していることです。平日は長い時間オープンしていて、予約も取りやすいので、授業の選び方や単位の仕組みなど、どんな小さな悩みでも気軽に相談できました。初めての海外大学で周りに頼れる先輩が少ない中、Student Centreのサポートがあったことで不安を感じずに進めることができました。

さらに、学部を超えて友人を作りやすい環境も大きな魅力です。Electiveの授業を通じて、理系専攻の友人や、多様なバックグラウンドを持つ学生たちと知り合うことができました。僕は留学生用の寮に最初の1年半住んでいたので、他国から来た学生ともたくさん交流することができ、多文化な環境を楽しめたのもとても良かったです。

逆に、悪かった点、もっとこうだったらよかったと思う点はありますか?

まず、授業の形式についてですが、レクチャーとワークショップが7:3の割合で分かれていて、受動的に講義を聞くスタイルが多いです。もっとインタラクティブにディスカッションできる機会があればいいなと感じることがありました。特に、自分の意見を交わしながら学ぶ方が得意な人には、物足りないと感じるかもしれません

また、キャンパス内の学食に関しても少し不満があります。メニューのオプションが限られていて、4つほどしか選べないうえ、価格も高めです。正直、あまり美味しくないと感じることもあるので、昼食は街に出て食べることが多いです。便利な環境ではありますが、もう少し選択肢が広がればさらに快適になるのになと思います。

大学外での生活環境はいかがですか?

シドニー大学での生活の中で、学生寮に住んだ経験はとても良かったです。僕が所属していたのはInternational Student用の寮で、世界中の大学から来た留学生と友達になることができました。異国の地で、同じように新しい環境に挑戦している仲間と助け合いながら生活できたのは、とても心強く楽しい経験でした。お互いの文化を共有し合い、新しい友人関係を築けたことは、留学生活の中で一番の思い出の一つです。

シドニーの街は治安が良く、日本と同じくらい安心して過ごせます。女性でも一人で外に出られるくらいで、夜遅くに出歩いても比較的安全です。街全体の雰囲気もよく、大学のキャンパスからのアクセスが便利なので、気軽に街に出かけることができます。また、公園やプール、テニスコートなどの公共施設が充実しているので、運動やアクティビティが好きな学生にとっても満足できる環境が整っています。

大学での1日のスケジュールを教えてください。

僕の平日のスケジュールは、基本的に月から木曜まで授業が中心です。朝10時から午後2時くらいまで授業があり、その後は図書館に行って自習や課題に取り組むことが多いです。だいたい午後5時ごろまで図書館で過ごして、その日の学びを整理するようにしています。

また、火曜と金曜にはそれぞれ5時間ずつバイトを入れています。授業とバイトをうまく組み合わせて、効率的に時間を使えるようにスケジュールを調整しています。休日は、友達とリラックスした時間を過ごしたり、街に出かけたりすることも多いです。勉強とリフレッシュのバランスを保ちながら、充実した毎日を送っています。

在学中に印象に残ってるイベントはありますか?

シドニー大学で特に印象に残っているのは、“International Fair”です。キャンパス全体で開催されるこのイベントでは、色々な国の伝統料理を楽しむことができ、各国の学生が自分の文化を披露する場にもなっています。キャンパス中に多様な音楽が流れ、様々な国の伝統芸が披露される光景は、まさに多文化が共存するオーストラリアならではのものだと感じました。

こうしたイベントを通じて、普段なかなか触れることのない文化に触れることができ、多くの国から来た学生たちと交流する機会が生まれました。シドニー大学の多様性が強く感じられるイベントで、とても楽しく、有意義な時間を過ごすことができました。

入学前、準備しておいてよかったこと、または準備しておくべきだったことはありますか?

入学前に準備しておいて良かったと感じるのは、やはり英語の勉強です。特に、リスニングやスピーキングの練習をしっかりとやっておいたことで、現地に来たときに授業や日常会話で困ることが少なかったです。また、オーストラリアの大学は2月に新学期が始まるため、日本の高校を3月や4月に卒業すると約11ヶ月のブランクができてしまいます。この期間に勉強の習慣を保っておかないと、入学してからの学業に支障が出ることもあるので、定期的に学力をキープするための勉強を続けていました。

大学での日本人コミュニティについて教えてください。

シドニー大学には日本人の学生もいますが、日本人のコミュニティとしてまとまっている場はあまり多くありません。一応、Japan Societyというサークルがありますが、運営しているのは主に日本の文化が好きな外国人学生で、日本人同士が集まる場というよりは、多文化交流の場となっています。そのため、公式に日本人が集まる機会は少ないです。

それでも最近は日本人の正規生が増えてきている印象があり、体感としては1学年に50人ほどの日本人学生がいると感じています。全体でも数百人規模の日本人学生が在籍していて、交換留学生も毎年50人ほどが来ています。高校のバックグラウンドも様々で、日本のインターナショナルスクール出身者から海外経験の少ない学生まで、多様な背景を持つ学生が集まっています。

最後に、これから留学を志す中高生の方々にメッセージ・アドバイスをお願いします!

留学を考えている方には、ぜひ恐れずに自分のやりたいことに挑戦してほしいと思います。留学を通じて英語力が上がるだけでなく、自分が本当に学びたい分野に集中できる環境が手に入るので、モチベーションも自然と高まります。英語ができないからといって諦める必要はありません。むしろ、未知の分野に挑戦することで得られる成長や新しい発見が、留学の最大の魅力です。自分の興味を極める姿勢を大切にして、積極的に学び、楽しんでください!