logo

留学体験談

University of Pennsylvania

ペンシルバニア大学

米・ペンシルバニア大学(UPenn)の留学体験談:バイオエンジニアリングの最先端で学んだこととは?

今回は、ペンシルバニア大学(UPenn)でバイオエンジニアリングとバイオメディカルエンジニアリングを学ぶMikeさん(仮名)に、入学までの経緯や大学生活についてお話を伺いました。最先端のバイオテクノロジー分野で活躍するJoeさんの視点から、UPennの魅力や学びの環境について詳しくご紹介します。

2024/11/2
2024/11/4
Mike

Mikeさん

University of Pennsylvania

専攻: バイオエンジニアリング・バイオメディカルエンジニアリング

  • #正規留学生
  • #アメリカ

UPenn入学前の経歴について教えてください。

僕はアメリカ生まれのアメリカ育ちですが、中学生の時に親の転勤で日本に帰国してからはずっと日本で生活していました。日本では私立の中高一貫校に通っていました。

進学先を選ぶ際、日本の大学は全く考えていませんでした。将来起業を目指していたので、バイオエンジニアリング分野でスタートアップ文化が発展しているアメリカの大学に進学することを決めました。

Mikeさんはなぜアメリカ・ペンシルバニア大学を進学先として選ばれたのですか?

 ペンシルバニア大学を選んだ理由は、アメリカでも最大規模のスタートアップラボを持ち、ベンチャーキャピタルなどの支援環境も整っていることです。UPennはバイオエンジニアリングの分野でも起業文化が強く、大学のコネクションをベースに起業できる可能性が高いと感じました。

他にもバイオエンジニアリング分野で有名な大学にいくつか合格しましたが、起業文化が強いUPennを第一志望として選びました。あと、先輩が野口英世ってかっこいいなと思って(笑)。

UPennに出願する上での、具体的なプロセスについて教えてください。

SATとAPのスコア、エッセイを用いて、Common Appを通じて20校以上に併願しました。スケジュール的にも非常にタイトで、かなりハードな出願準備となりました。UPennにはEarly Decision(早期出願)ではなくRegular Decision(通常出願)で応募しました。

出願後、対面で面接も受けました。インタビューの内容は他の大学とほぼ変わらず、大学への志望動機やエッセイの内容を深掘りされました。

UPennの校風について教えてください:

UPennの校風は、良くも悪くもプロフェッショナル主義が強いと感じています。特にウォートン校(ビジネススクール)の存在もあり、学生たちはキャリア志向が非常に強いです。クラブ活動や部活に参加する際も、出願プロセスやインタビューがあり、大学入学後も競争は続きます。

また、“Work Hard, Play Hard”的な文化も強く、勉強や仕事に一生懸命取り組んだ後は、しっかり遊ぶというメリハリをつけた生活を送る学生も多いです。

実際にUPennに行ってみて良かったと感じる点を教えてください。

UPennでは、周りの学生たちのモチベーションが非常に高い点が良かったです。課外活動に対しても真剣に取り組む学生が多く、グループとして同じ目標に向かって情熱を持って挑む姿勢が刺激になりました。高校までの学校生活では、やる気のない学生もちらほらいることもありましたが、UPennでは皆が高い目標を持っているので、良い意味で環境の違いを実感しました。

また、大学内では起業家や研究者として世界的に有名な教授や専門家と接する機会が多く、UPennならではの人脈の広がりを感じています。

逆に、悪かった点、もっとこうだったらよかったと思う点はありますか?

大学周辺の治安が思ったより悪かったことです。元々治安が良くないエリアだとは知っていましたが、近くで強盗や殺傷事件などが発生することもあり、最初は少し怖さを感じました。ただ、生活しているとだんだん慣れてきます。

また、大学の食堂の衛生環境もあまり良くないと感じました。正直学食はあんまり美味しくないです。食事にこだわる人にはおすすめできない環境ですので、学食に期待しすぎず、自分で食生活を工夫する必要があります。

大学の授業のスタイルについて教えてください

UPennの授業は、一般的に大規模なレクチャーと少人数のワークショップやラボが組み合わさって進行します。教員と生徒の比率は7:1ぐらいで、教授とのコミュニケーションも取りやすい環境です。

キャンパスや大学の施設の雰囲気はいかがですか?

UPennのキャンパスには、アイビーリーグらしい歴史ある建物と最新の設備を備えた建物が混在しています。例えば、1700年代から続く建物もあれば、最近新築された最先端の研究施設もあり、外観は伝統的でも内部は最新設備が整っているのが特徴です。

寮も古いものから新しいものまで幅広くあり、独特の歴史的な雰囲気を感じられます。また、大学の施設は常にアップデートされているので、勉強や研究に適した環境が整っています。

在学中に印象に残ってるイベントはありますか?

 入学してすぐの頃、UPennの大学病院の研究者でmRNAワクチンの研究でノーベル賞を受賞したワイスマン教授の講演会に参加できたのが印象的でした。直接お話を聞ける貴重な機会で、UPennの研究環境の高さを実感しました。

また、学部の最初の授業でキャリア担当者がキャリア構築について話していた際、教授が「その企業、僕が作った」と言って教室がどよめいたことも、UPennに入学したんだなと実感させられる出来事でした。

入学前、準備しておいてよかったこと、または準備しておくべきだったことはありますか?

中高時代、早い段階から課外活動に取り組んでおいてよかったと思います。特に自分の興味がある分野については、中学の頃から積極的に探求し、関連する活動をしておくことで、将来何を学びたいのか明確になり、大学選びや出願時にも役立ちました。また、アメリカの大学は課外活動の経験やリーダーシップを重視するので、エッセイを書く際にも具体的なエピソードとして活かせる点が良かったです。早めに行動しておくことが大切ですね。

UPennでの日本人コミュニティについて教えてください。

1学年あたり日本人学生は大体5〜10人ほどの規模で、規模としては小さめです。交換留学生も10人以下ほどの少数ですが、MBAプログラムには日本企業からの派遣で来ている社会人学生が多く、社会人のコミュニティもあります。

UPennのJapanese Student Associationもあり、結構アクティブに活動はしていますが、日本人学生というよりは、日本が好きな現地学生の方が多いイメージです。

最後に、これから留学を志す中高生の方々にメッセージ・アドバイスをお願いします!

留学を始める前は不安も多いと思いますが、実際に始まると意外となんとかなるものです。深く考えすぎて悩むよりは、物事を軽く捉えて、前向きな気持ちで挑戦することをおすすめします!

現役TOP海外大生による留学サポート、
本格始動!

海外大学への進学を考えていますか?留学に興味があるけれど、どこから始めればいいのか分からない…そんな方に向けて、RyuPassは現役留学生や留学経験者によるサポートサービスを 提供しています。

サポートへ申し込む