- 2024/12/21
心理学に強い海外大学ランキング|トップ20校を解説!
この記事を書いたライター
Hina
留パスの編集長。日本で生まれ、18年間日本で過ごす。留学経験ゼロの純ジャパとして、2022年からカナダのトロント大学に進学。国際関係学と社会学を専攻。
みなさんこんにちは!現役アメリカ大学生ライターのHinaです!
「心理学部に興味があるけど、海外大学の心理学部では何が学べるの...?」
「心理学に強い海外大学が知りたい!」 という 悩みはありませんか?
結論から言うと、海外大学の心理学部は文系と理系が融合した学問領域で、人間の行動や思考、感情を科学的に理解し、社会や職場での問題解決に役立つ知識とスキルを学ぶことができます。
THE大学ランキングによると、心理学に強い有名な海外大学としては、スタンフォード大学、プリンストン大学、ケンブリッジ大学、ハーバード大学、カリフォルニア大学バークレー校などがあります。
海外大学の心理学部では何が学べるの?
心理学部は英語で「Psychology」と呼ばれ、日本では文系のイメージが強い学問です。
しかし、海外大学の心理学部では、人間の行動や心の働きを科学的に理解するため、生物学や神経科学、統計学など理系の分野も重要な位置を占めています。
そのため、実は心理学は文系と理系が融合した学問領域と言えます。
学ぶ内容は幅広く、心理学の基礎となる理論や歴史の理解から始まり、実験を通じたデータ収集と分析、人間の認知や行動の仕組みの探求へと発展します。
神経科学を通じて脳や神経系の働きを理解したり、発達心理学で人間の成長過程を研究したりする機会もあります。
さらに、社会的影響や文化的背景が個人の行動にどのように影響を与えるかを学ぶ社会心理学、心の病やストレスへの対応を研究する臨床心理学など、さまざまな専門分野を学ぶことができます。
例えば、実験心理学では、特定の仮説を立てて実験をデザインし、得られたデータを統計的に分析するスキルを習得します。
これは、人間の記憶や注意力、感情といった基本的な心理機能の理解に役立つだけでなく、マーケティングや製品開発など応用の幅が広い分野でも活用されます。
一方、生物心理学では、神経伝達物質の働きやホルモンの影響について学び、これらが行動や感情にどのように関連しているのかを理解します。
このように、多様な視点から心理学を学ぶことができるのが海外大学の特徴です。
実際に海外大学で心理学を専攻している先輩の体験談を読みたい方は、以下の記事をご覧ください。
関連記事米・ノースウェスタン大学の留学体験談:学びと生活の交差点で輝く、Lillyさんのキャンパスライフ
カナダ・ブリティッシュコロンビア大学(UBC)の留学体験談:Ryodaiさんが語る、カナダ留学のリアル
海外大学の心理学部を卒業した後の進路は?
心理学部を卒業後の進路は、働く国によって大きく異なります。
海外では、専攻がキャリアに直結しやすく、心理学の知識を活かしてカウンセラーや研究者、マーケティングなど専門職に就く人が多いです。
一方、日本では専攻が職業に直接影響することは少なく、心理学部卒でも金融やコンサル、教育など幅広い業界で活躍することが可能です。
以下で、海外大学の心理学部を卒業した後の海外と日本での進路をそれぞれ詳しく解説します!
海外での主な進路
海外で心理学を専攻した場合、さまざまなキャリアパスがあります。
臨床心理学を学ぶと、カウンセラーやセラピストとして働くことが一般的で、アメリカでは博士課程を修了し、国家資格を取得する必要があります。
社会心理学や組織心理学を学んだ場合、企業の人事やマーケティングで活躍することが多く、消費者行動を分析したり、組織のモチベーション管理に関わることができます。
大学院に進学して研究を続ける道もあり、特にイギリスでは心理学を学んだ卒業生の多くがプロの心理学者やアートセラピスト、ソーシャルワーカーとして働いています。
また、心理学はヘルスケアやメンタルヘルスサポート分野だけでなく、広告や経営など幅広い業界でも需要があります。
高度な学位を取得することで、より専門的なキャリアの機会が広がり、社会の多様なポジションで活躍することができます。
心理学を専攻すると、非常に柔軟な進路を歩むことができます。
日本で就職する場合
一方、日本では、大学での専攻が職業選択に直結するケースは少なく、心理学部を卒業してもさまざまな業界で活躍することが可能です。
銀行や保険会社といった金融業界、戦略立案や課題解決を行うコンサルティング業界、教育関連の仕事など、多岐にわたる業界が選択肢となります。
日本企業は、心理学の専門知識を直接的に求めることは少ないですが、心理学で培った「人間理解の深さ」や「データ分析能力」は、面接や業務の中で強みとしてアピールできます。
特に、人間関係の調整や顧客のニーズの把握といった場面では、心理学の知識が有効です。
日本で就職活動をする際には、心理学部で学んだことをどのように活用できるかを説明することが重要です。
例えば、「実験心理学で学んだデータ分析スキルを用いて業務の効率化に貢献したい」「社会心理学で得た知識を活かし、顧客対応やチーム運営に活用したい」といった具体例を示すことで、採用担当者にポジティブな印象を与えられます。
心理大学に強い海外大学トップ20校を紹介!
イギリスの教育専門誌、 Times Higher Education (THE) による2024年度の心理学に関する大学ランキングでは、622校がランクインしています。
この中で、大学の約4分の1にあたる150校がアメリカの大学で、続いてイギリスの大学が84校と2位となっています。
ここでは、心理学部のトップ20の海外大学をご紹介します。
ランキング(THE) | 大学名 (国) |
1 | (United States) |
2 | (United States) |
3 | (United Kingdom) |
4 | (United States) |
5 | University of California, Berkeley (United States) |
6 | (United Kingdom) |
7 | (United States) |
8 | (United States) |
9 | (United States) |
10 | (Canada) |
11 | University of Michigan-Ann Arbor (United States) |
12 | University of California, Los Angeles (United States) |
13 | (United States) |
14 | (United States) |
15 | (United Kingdom) |
16 | (Netherlands) |
17 | University of British Columbia (Canada) |
18 | (Belgium) |
19 | (Australia) |
=20 | (United States) |
=20 | (United States) |
参照:Times High Education (THE) 心理学世界大学ランキング
海外大学の心理学部のまとめ
今回の記事では、海外大学の心理学部で学べることや卒業後の進路、また心理学に強い海外大学ランキングまで、解説しました!
ポイントを振り返ると...
- 心理学部とは:人間の行動や思考、感情を科学的に理解し、社会や職場での問題解決に役立つ知識とスキルを学ぶ。
- 心理学部卒業後の進路:臨床心理学や企業の人事・マーケティングなど多様なキャリアが広がる。
- 心理学に強い有名な海外大学:スタンフォード、プリンストン、ケンブリッジ、ハーバード、カルフォルニアバークレー校などがある。
海外大学進学を目指すなら、準備は早めに!
海外大学は、実践的な授業や、活発な課外活動などを通して様々なスキルを形成できる反面、情報収集や書類作成、進学準備には時間と手間がかかります。
「どの大学が自分に合っているのかわからない…」「留学準備をどこから始めればいいかわからない…」と感じている方は多いのではないでしょうか?そこで役立つのが、留パスの情報発信メディアとサポートサービスです!