- 2025/3/10
【海外進学】なぜ海外大学へ? 現役名門海外大生5人の本音インタビュー
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この記事を書いたライター
Kan
14歳のときに父親の転勤でベトナムのハノイへ移住し、インターナショナルスクールに通う。大学はロンドンのキングス・カレッジ・ロンドンで国際関係学を専攻。その後、UCL(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)の大学院で国際法を学ぶ。
みなさんこんにちは!現役イギリス大学生ライターのKanです!
「海外大学に興味はあるけど、実際にどんな経緯で目指すものなの?」
「海外大学に進学した先輩たちは、どんな理由で決断したの?」
こんな疑問を持ったことはありませんか?
今回は、スタンフォード大学、トロント大学、キングス・カレッジ・ロンドン、ワシントン大学、ボッコーニ大学といった世界の名門大学に進学した先輩たちにインタビューを行い、海外大学を選んだきっかけや決断の背景についてお話を伺いました。
また、さらに詳しく現役海外大生の先輩たちがどうして海外大学に進学したのかを知りたい方は、こちらの記事もぜひチェックしてみてください!
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まず名門海外大生の5人の経歴をご紹介!
かん(キングス・カレッジ・ロンドン → UCL)
14歳のときに父親の転勤でベトナムのハノイへ移住し、インターナショナルスクールに通う。大学はロンドンのキングス・カレッジ・ロンドンで国際関係学を専攻。その後、UCL(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)の大学院で国際法を学ぶ。日本のNPO「次世代リーダー養成塾」で職員として勤務経験あり。
山本寛人(スタンフォード大学)
茨城県の高校で国際バカロレア(IB)プログラムを受講。コロナ禍でスタンフォード大学1年目をオンラインで過ごすことを避けるため、産総研で脳の研究に従事。その後、スタンフォード大学へ進学。現在は休学し、日本のAI・ロボティクス系の事業開発に従事。
ゆこ(トロント大学)
日本の教育機関で小中高を過ごし、大学から初めて海外留学。JASSO奨学金を活用し、トロント大学で国際開発系のプログラム「インターナショナル・デベロップメント」を専攻。YouTubeでも情報発信を行っている。
いろは(ワシントン大学)
北海道の公立高校を卒業。東京大学にW合格し、1年前期だけ通った後に退学。現在はアメリカ・ワシントン大学で心理学と法学を専攻。笹川奨学金を受給。
岸谷蘭丸(ボッコーニ大学)
早稲田実業中学から高校でアメリカに留学。浪人中に動画投稿を開始し、現在はイタリアのボッコーニ大学で経済・ビジネスを専攻。UCLにも合格していたが、受け入れ手続きを忘れたためボッコーニ大学を選択。
2, なぜ海外大学を選んだ?4人の決断の背景とは?
1, 憧れよりも「挑戦」を選びたかったから (トロント大学 ゆこさん)
ーーかん(インタビュアー):「ゆこさんは、日本の名門大学にも合格していたのに、あえて海外大学を選んだと聞きました。その理由を教えてください。」
ゆこさん(トロント大学):「そうなんです。慶應義塾大学の法学部にも受かったんですが、何か違和感があったんですよね。もちろん名門大学ですし、選べば安定の道が開けていたと思います。でも、私にとってそれは“安全な選択”でしかなかったんです。」
ーーかん(インタビュアー):「なるほど、安全よりも挑戦を選んだと。」
ゆこさん(トロント大学):「はい。高校のときに先輩の合格体験記を読んで、海外大学という選択肢があることを知りました。そのとき『自分も挑戦したい!』と強く思ったんです。実は私、負けず嫌いな性格で(笑)。日本国内の競争だけでなく、世界のフィールドでも通用するか試したかったんですよね。」
ーーかん(インタビュアー):「かなり意志の強い決断ですね。奨学金なども活用されたとか?」
ゆこさん(トロント大学):「はい。学費の問題もありましたが、JASSO奨学金を活用できたので、経済的な不安は少し和らぎました。それも大きな後押しになりましたね。」
2, 文系も理系も学べる環境を求めて (ワシントン大学 いろはさん)
ーーかん(インタビュアー):「いろはさんは、理系と文系の両方に興味があったとか?」
いろはさん (ワシントン大学):「そうなんです。数学と化学が得意で、理系の道に進むのが普通かなと思っていたんですが、高校のときに法学にも強く惹かれてしまって。日本の大学では文理選択を迫られますが、アメリカの大学なら文系と理系のどちらも学べると知って、それが決め手になりました。」
ーーかん(インタビュアー):「なるほど、新しい環境での学びを優先したんですね。」
いろはさん (ワシントン大学):「はい。実は海外経験がほぼなかったので、不安もありました。でも『新しい環境で挑戦すること自体が成長につながる』と思い切って決断しました。」
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3, IBプログラムが自然と道を開いた (スタンフォード大学 山本寛人)
ーーかん(インタビュアー):「山本さんはIB(国際バカロレア)を履修していたんですよね?IBプログラムについて少し説明してもらえますか?」
寛人さん(スタンフォード大学):「はい。IBは国際的な大学進学資格の一つで、高校課程のカリキュラムです。日本の高校卒業資格と同じように、IBの卒業資格を取得できます。最終試験の結果や、エッセイ・研究課題の評価を総合して成績が決まり、それが大学出願の際に活用できます。」
ーーかん(インタビュアー):「なるほど。IBを履修したことで、海外大学進学がより現実的になったということですね?」
寛人さん(スタンフォード大学):「そうですね。もともと小学生のときに海外在住経験はありましたが、大学進学については特に決めていませんでした。でも、IBのカリキュラムを通じて海外大学の出願基準や学習スタイルを知ることができ、選択肢として自然に考えるようになりました。」
ーーかん(インタビュアー):「なるほど、IBのカリキュラムが進学の後押しになったと。その中でも最終的にスタンフォード大学を選んだ理由はなんですか?」
寛人さん(スタンフォード大学):「アメリカ、イギリス、カナダの大学を受験しましたが、最終的には自分の研究分野との相性や大学の環境を考え、スタンフォードを選びました。」
4, とにかく環境を変えたかった(ボッコーニ大学 岸谷蘭丸)
ーーかん(インタビュアー):「岸谷さんは高校から海外に出ていますよね?」
蘭丸さん(ボッコーニ大学):「ええ。中学3年生の春、自分のなりたい将来の姿を考えて『このままじゃダメだ!』と思って留学を決意しました。日本の環境に満足できていなかったんですよね。」
ーーかん(インタビュアー):「大きな決断ですね。大学選びはどうでしたか?」
蘭丸さん(ボッコーニ大学):「実はUCLにも合格していたんですが、手続きをすっかり忘れてしまって(笑)。最終的にボッコーニ大学で経済・ビジネスを学ぶことになりました。でも結果的にすごく満足しています。」
3. 海外大学を目指す人必見!先輩から学ぶ成功のための3つの重要ポイント
1. 「留学の情報を知ることが第一歩」
海外大学への進学は、情報が少ないとハードルが高く感じられるもの。
しかし、正しい情報を得ることで、実は多くの選択肢があることに気づけます。
奨学金制度や出願プロセス、各大学の特徴を調べることで、自分に合った進学先が見つかる可能性が高まります。
海外大学に関する情報や各国別の大学の特徴、進学方法、さらに実際に海外大学に通う先輩たちの体験談は、留パスの記事や体験談で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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2. 「環境を変えることで得られる成長」
海外大学進学は、単に学ぶ場所を変えるだけでなく、新しい価値観に触れ、自分の可能性を広げるチャンスでもあります。
現状に満足できていない人や、よりチャレンジングな環境で成長したい人にとって、海外大学は魅力的な選択肢となるでしょう。
3. 「国際バカロレア(IB)などの活用」も視野に
海外大学進学を目指すなら、国際バカロレア(IB)やAP(Advanced Placement)といった国際的な教育プログラムを活用するのも一つの方法です。
IBを実施している学校が近くにある場合は、プログラム内容や受験の仕組みを調べ、進学の選択肢を広げてみましょう。
まとめ: なぜ海外大学に行くのか
今回の記事では、スタンフォード大学、トロント大学、キングス・カレッジ・ロンドン、ワシントン大学、ボッコーニ大学といった世界の名門大学に進学した先輩たちにインタビューを行い、海外大学を選んだきっかけや決断の背景についてお話を伺いました。
彼らの話からわかったのは、単なる「憧れ」ではなく、それぞれが自分の意志を持って海外大学進学を決めていたことです。
挑戦を求める気持ち、新しい環境での成長、学びたい分野の柔軟性、奨学金の活用など、理由は様々ですが、共通していたのは「自分にとって最善の道を選んだ」ということでした。
現在海外大学に興味がある方、またこれから海外大学を目指そうと考えている方も、先輩たちの体験談を参考にしながら、自分に合った選択肢をぜひ見つけてみてください。
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